「都内でも発見」「庭や公園にいた」…駆除や通報が必要な厄介な虫3選

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日本の自然環境や人の生活に影響が及ぶ恐れがあることから、見つけたら駆除が必要な「特定外来生物」。最近、SNSなどで目撃情報や駆除報告が相次いでいる3種類の虫を紹介します。

【画像】見つけたら駆除するべき厄介な虫たち

♢セアカゴケグモ

オーストラリア原産の「セアカゴケグモ」の目撃情報が、各地で相次いでいます。

8月には、愛媛県の伊予市松山市のほか、長崎県対馬市などでも見つかっています。アリ研究家の島田拓さんも同月、東京都板橋区の複数箇所でセアカゴケグモを発見したことを自身のXで報告していました。

このクモは、人の生命や身体に被害をもたらす恐れがあるため、特定外来生物に指定されています。攻撃性はないとされていますが、触ると咬まれることがあります(環境省の資料より)。

日本では主に6~10月に咬傷例が報告されており、咬まれると痛みやかゆみを感じるとともに、リンパ節が腫れることがあります。過去には重症例もあるため、咬まれたら速やかに医療機関に相談することが大切です。

セアカゴケグモは、家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)などで駆除することができます。また、発見したら自治体に連絡しましょう。

♢セイヨウオオマルハナバチ

ヨーロッパ原産の「セイヨウオオマルハナバチ」は、体長10~20mmほどで、黒と黄色の横縞模様と白いお尻が特徴です。SNSでは「庭にいた。モフモフでかわいい」「公園で発見。白いお尻がキュート」といった目撃情報も投稿されています。

しかし、自然界への悪影響が懸念されることから、特定外来生物に指定されています。現在、北海道の広い地域に定着しており、ほかのいくつかの県でも野外での発見・営巣の記録があります(国立環境研究所公式サイトより)。

北海道の自治体は、駆除方法を説明する動画を公開したり、各地で駆除イベントを実施したりと、駆除に関する協力を促しています。

♢アルゼンチンアリ

南米原産の「アルゼンチンアリ」は極めて繁殖力が強く、在来のアリを駆逐するなど、地域の生態系を壊してしまう恐れがあるため、特定外来生物に指定されています。6月に岐阜県御嵩町で侵入が確認されたほか、各地でたびたび侵入による駆除作業が発生しています。

このアリは動きがとにかく速く、時に数千〜数万匹規模の異様な大行列を作り、側溝縁、建物の基礎、ブロック塀、樹木の幹などを埋め尽くすこともあります。

各自治体は、自宅の敷地内で見つけたら早めに駆除してほしいと協力を呼びかけています。目の前にいる個体には、市販の不快害虫用スプレーなどが有効ですが、巣ごと全滅させるには、ホームセンターなどで購入できる「ベイト剤」の設置が有効です。

また、公共の場でアルゼンチンアリを発見した際には、自治体の担当課などに情報を寄せましょう。

なお、特定外来生物は、飼育や生きたままでの運搬などが原則禁止されています。生きたまま別の場所に運んだり、成虫や卵が車や荷物に付着した状態で移動したりしないように注意しましょう。

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