「通学路が塞がれてる」「近所の水辺一面に」…夏に急成長する“あのツル”、抜くなら今のうちな理由とは?

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日本の生態系や人の生活に重大な影響を及ぼす恐れがあることから、環境省が外来生物法で指定している「特定外来生物」。160種類以上にも及び、全国で駆除作業が行われています。

そして、この時期、各地で除去に追われている特定外来生物の一つが、ほぼ全国に分布している植物「アレチウリ」です。

SNSでは「近所の水辺一面にアレチウリ! こりゃあ、駆除が大変だ」「伸びまくったアレチウリの影響で、通学路の歩道が塞がれてる!」などと悲鳴のような声も散見されます。

特定外来生物のアレチウリとは?

アレチウリが広く繁茂している愛知県の公式サイトによると、この植物は林縁・荒地・河岸・河川敷・路傍・畑地・樹園地・造林地などに生育し、ツルを伸ばして地表やほかの植物に覆いかぶさるように成長します。生育速度が非常に速く、河川敷一面を覆うことも珍しくありません。

ツルには3つに分かれた“巻きひげ”があり、ほかの植物などに巻きつきます。葉の形は五角形で、長さ・幅ともに10~20cmほど。葉の表と裏に粗い毛が生えており、ざらざらとしています。

8~10月の開花期には、直径1cmほどの黄白色の花を咲かせます。花が枯れた後につく長さ1cmほどの楕円形の果実は、表面がトゲで覆われていて、果実1個に1つの種子が入っています。

アレチウリ、駆除する際の注意点は?

ツルを伸ばして繁茂するアレチウリは、在来植物の生育場所を奪うだけでなく、樹木などにからみついて生育を阻害するため、農作物や造林木に被害が生じる懸念もあります。

冬には枯死しますが、放置すると翌年以降に土中の種子から発芽して再び繁茂することがあるため、種子をつける9月上旬頃までに手作業や重機などで駆除することが推奨されています。

では、手作業で駆除する場合、どのように行えばいいのでしょうか。国土交通省・北陸地方整備局の資料によると、アレチウリは根やツルが残ると生き続けるため、ツルを根元までたどって根ごと引き抜くことが大切です。

加えて、特定外来生物は生きたまま運搬することが原則禁止のため、抜いたアレチウリはその場で枯死させる必要があります。天日に30分程度さらして枯死したのを確認してから、袋に入れて可燃ごみとして捨てましょう。

また、葉や茎の粗い毛や果実のトゲが肌に刺さると、痛みを伴う恐れがあります。駆除する際には、厚手の保護手袋などがあると安心です。

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