ローマ(CNN) 米中西部の出身で世界的に有名な2人の「ボブ」の面会が、バチカンで実現した。
バチカンの使徒宮殿で対面したのは、伝説的存在のミュージシャン、ボブ・ディランと、ローマ教皇レオ14世(本名ロバート=愛称ボブ・プレボスト)。教皇は白いカソック姿、ディランは黒いコートに黒い手袋、黒いフード付きパーカーという装いだった。
今回の会談を仲介したのは、教会と世俗社会との橋渡しに尽力してきたバチカンの高官、アントニオ・スパダロ神父だった。
スパダロ神父は「真の歴史を感じさせる出会いに立ち会っているという感慨を抱かずにはいられない」とSNSに書きこんでいる。

ボブ・ディランと面会するローマ教皇レオ14世/Simone Risoluti/Vatican Media/Reuters
シカゴ出身のレオ14世は71歳。ディランの楽曲にも詳しく、7月に出版された演説集の序文で、ディランの反核の思いを込めた1963年の未発表曲「Go Away You Bomb」の一節を引用していた。レオ14世はイラン戦争に対する批判を展開し、核兵器に反対するカトリック教会の立場を強調している。
バチカンの新聞は今回の面会について、教皇が「ロバート・アレン・ジマーマン氏(ディランの本名)と私的に謁見(えっけん)した」と伝えた。
ディランが教皇と面会したのは今回が初めてではなかった。1997年、当時の教皇だったヨハネ・パウロ2世が出席してイタリアのボローニャで開かれた教会のイベントで、ディランは「風に吹かれて」「天国への扉」「激しい雨が降る」などの楽曲を演奏していた。

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