【分析】バンス氏、28年大統領選を見据え早くも動き トランプ氏のイラン戦争に矛先

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(CNN) 長い時間はかからなかった。

米国のバンス副大統領は4日、選挙結果を総括する異例の内容をX(旧ツイッター)に投稿した。トランプ大統領と距離を置き、2028年大統領選の共和党候補になる望みをつなぎとめようとする意図が透けて見えた。

バンス氏は共和党の選挙戦略や、経済を巡る情報発信を痛烈に批判。物価高にあえぐ国民の苦しみを党が理解していなかったと主張した。こうした戦略上の判断を下したのは、いずれもトランプ大統領だ。

そして極めて率直に、「われわれが負けた理由は戦争だ」と記し、トランプ氏が2期目の任期で下した最も重大な決断に矛先を向けた。

バンス氏は離反した共和党有権者の支持を取り戻す方策として、以下の4点を挙げた。

1) 戦争を終結させる

2) 生活費やインフレに焦点を当てる

3) 米国第一を徹底する

4) イスラエルとの関係を見直す

バンス氏の批判には明らかに、自分はガソリン価格を高騰させ、共和党の勝利への望みを打ち砕いた戦争に初めから反対していたと暗に示す以上の狙いがある。MAGA(米国を再び偉大に)陣営に残るタッカー・カールソン氏一派の孤立主義勢力に秋波を送る狙いは明白だ。この一派はトランプ氏が繰り返し唱えていた「もう海外で戦争をしない」という持論に引かれてMAGAに加わった。 

しかし3日に共和党が惨敗した今、問われるのは、不人気なイラン戦争に何らかの形で関わった人物(この中にはルビオ国務長官も含まれる)が28年大統領選で言い逃れできるのか、という点だ。バンス氏は良い言い方をすれば政治的な変わり身に長けた人物だが、今回もうまく切り抜けられるのだろうか。

中間選挙があった3日には、「28年大統領選は4日朝から始まる」と冗談交じりに語られていた。バンス氏は早くもこれを現実にした。

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本稿はCNNのスティーブン・コリンソン記者による分析記事です。

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