「後から思えば」予兆はあった、ネパール土石流で専門家が指摘

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(CNN) ネパールで壊滅的な土石流を引き起こした氷河の崩落について、専門家団体がまとめた報告書の中で、変化の兆候は数日前から見えていたと指摘した。

山岳環境のリスク関連データを観測している科学コンソーシアム「ハイリスク」の報告書では、氷河の崩落について「後から思えば予兆させる出来事は幾つかあった」と指摘。数日前から解けた水が目に見えて茶色くなったり、亀裂が周囲の斜面の岩盤へと拡大したりするなどしていたことを明らかにした。

報告書はさらに、もっと包括的な早期警戒システムが下流域にあれば、「相当数の人命」を救えていた可能性があるとした。

政府当局者によると、中国とネパールの当局者は、直近では今年5月の会合で、ヒマラヤ山脈の自然災害観測に関する協力関係の強化について話し合っていた。

報告書によると、最近設置された早期警戒システムは、中国側の複数の氷河湖に集中していて、この地域の氷河関連災害に対して運用可能なシステムは整備されていなかった。

実際に崩落が始まると、土石流の流れがあまりに早かったため、従来からの警報システムがうまく機能せず、最初に土石流にのみ込まれた国境検問所の避難が間に合わなかったと思われる。それよりも下流では、警報が出てから10分以上の余裕があり、包括的なシステムがあれば人命を救えた可能性がある。

今回の氷河の崩落は、監視態勢の向上や国家間の協力関係の強化が急務であることを改めて見せつけたと、別の専門家も指摘している。

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