唐揚げ店の「金賞」、なぜ多い? 謎多き『からあげグランプリ』前回は100店が金賞受賞

2 ヶ月前 17

最新の「好きなおかずランキング」(ニチレイフーズ調べ)で5回連続1位を獲得し、国民食ともいえる唐揚げ。同アンケートでは、手作りよりも惣菜として購入する人の方が多いという調査結果も出ており、自慢の唐揚げの味で勝負する専門店も数多く存在します。

そんな唐揚げの販売店について、SNSでは「金賞を掲げる唐揚げ店が多いのは、なぜ?」ということが、たびたび話題になっています。

実際、すかいらーくグループの「から好し」やアークランドサービスホールディングス傘下の「からやま」など、数多くの有名専門店がこれまで「⚪︎年連続金賞」「⚪︎⚪︎部門で最高金賞を受賞しました」などとアピールしており、そのほとんどが「からあげグランプリ」というアワードでの受賞です。

そもそも「からあげグランプリ」とは?

「からあげグランプリ」とは、一体どんなアワードなのでしょうか?

同アワードは、「唐揚げが一番好きで唐揚げを食べると幸せになれる人たちによって組織された団体」(公式サイトより)である「一般社団法人日本唐揚協会」が主催しているもの。

全国の唐揚げ店や惣菜売場、専門店などがエントリーし、全国の唐揚げファンによる投票や専門家による実食審査などを行い、部門ごとの日本一を決定します。

同協会は、IT起業家でビジネス書の著書もあるやすひさてっぺいさんが会長兼理事長を務めており、協賛にはニチレイフーズやJ-オイルミルズ、日清製粉ウェルナ、キッコーマン食品、伊藤ハム、日本ハム、コカ・コーラなど、錚々たる有名企業が名を連ねています。

過去には、協賛企業と受賞店舗がコラボした唐揚げ関連商品も発売されています。

「金賞」受賞店は、本当に多いのか?

SNSで「金賞を掲げる店が多い」とたびたび話題になるのは、「からあげグランプリ」の部門数と金賞受賞店の多さが一因といえるかもしれません。

近年の同アワードでは、「素揚げ・半身揚げ部門」「東日本しょうゆダレ部門」「西日本しょうゆダレ部門」「塩ダレ部門」「手羽先部門」「チキン南蛮部門」「素材バラエティ部門」「北日本スーパー惣菜部門」など16部門が設けられ、部門ごとに“最高金賞”を1店まで決定。金賞は複数店が受賞できる仕組みです。

2026年4月に発表された「第17回からあげグランプリ」の結果によれば、総エントリー数518店(一般部門397店、弁当部門18店、スーパー部門103社)のうち、14店(スーパー部門4社含む)が最高金賞を受賞。加えて、100店(スーパー部門42社含む)が金賞を受賞しています。

2025年4月に結果が発表された「第16回」でも、100店(企業含む)以上が最高金賞および金賞を受賞していました。

とはいえ、これら受賞店は、書類審査や一般投票、唐揚げに関する豊富な知識を持つ審査員による実食審査など、数々の厳正な審査を通過しています。

そのため、唐揚げ店が掲げる金賞は、消費者にとっても「おいしい唐揚げ」を選ぶための一つの指標となりそうです。

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