地球との「時差」が丸1日を超える日
太陽系の中の距離の広がりを、ひと目で比べられるように描いた想像図です。目盛りの単位は天文単位(1天文単位は地球と太陽の距離)で、1天文単位より先は、目盛りが1つ進むごとに距離が10倍になります。Credit: NASA / JPL-Caltech / Wikimedia Commons(Public domain)NASAによると、その瞬間は協定世界時(UTC)で11月18日の10時16分7秒です。
日本時間に直すと、同じ日の夜7時16分7秒にあたります。
このときボイジャー1号は、地球から約259億km離れた所にいる計算です。
人が作った物が地球からここまで離れるのは、初めてのことです。
この先、ボイジャー1号が出すごく弱い電波は、地球に届くまでに1日以上かかるようになります。
つまり、地球から指令を送って返事を受け取るまで、往復で2日以上待つことになるのです。
オーストラリアのキャンベラにある、幅70mの大きな電波アンテナです。ボイジャー2号に指令を送ることができるのは、このアンテナだけです。Credit: NASA/Canberra Deep Space Communication Complex(Public domain(NASA))ただし、この時刻の見積もりには多少の不確かさがあるとされています。
それでもNASAは、その瞬間までを刻むカウントダウン時計をネット上に公開しています。
一方で、「地球から」ではなく「太陽から」測るほうが筋がよい、という見方もあります。
地球は太陽の周りを回っているので、時期によってボイジャーとの距離が変わってしまうからです。
いま地球はたまたま、ボイジャーから平均より遠い側を通っています。
真反対ではないものの、ボイジャー1号から見ると、太陽は地球より約8100万km近くにあります。
ボイジャー1号から見た太陽と地球の位置を表した図です(縮尺は正確ではありません)。いまは地球が太陽の向こう側寄りにいるので、どちらから測るかで1光日に届く日がずれます。Credit: ナゾロジー編集部(編集部が作成した図)そのため、ボイジャーの電波は地球より約4分早く、太陽の位置に届きます。
太陽から見て1光日に達するのは、さらに2カ月近く先になる見込みです。
どちらで測るにせよ、ボイジャー1号は光でさえ丸1日かかる遠さに、まさに差しかかっているのです。








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