ネアンデルタールの子は現代人より「超速で成長」していたと判明

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歯は「6カ月」体は「14カ月」、不一致が示した異様な成長

ネアンデルタール人は、約40万年前から約4万年前までユーラシア大陸に生きていた絶滅人類の一種です。

本研究の鍵となったのは、「アムッド7」と呼ばれているネアンデルタール人の乳児の骨格

約5万年前の個体で、100点以上の骨片から復元されました。

通常、考古学者は歯の発達や骨の大きさを手がかりに子どもの年齢を推定します。

現代人では、歯と体の成長はある程度そろって進むため、この方法は比較的信頼性が高いとされています。

ところがアムッド7では、奇妙な結果が出ました。

歯の発達から推定すると、この個体は「約6カ月」の乳児に相当します。

しかし、腕や脚、胸部などの骨の成長を見ると、なんと「約14カ月」の子どもに近い状態だったのです。

つまり、体の成長だけが異常に速く進んでいたことになります。

このような歯と体の発達のズレは、単なる個体差では説明しにくく、ネアンデルタール人特有の成長パターンを反映している可能性が高いと考えられました。

さらに分析の結果、新生児の段階ではネアンデルタール人と現代人に大きな違いは見られないものの、幼児期(1〜6歳頃)に入ると、ネアンデルタール人は体の成長が急激に加速することが示唆されました。

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