「みんな〜!これが政治利用だよ〜!」嵐に乗っかる“内閣広報室”のX投稿に賛否。星野源『うちで踊ろう』二の舞の声も

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アイドルグループ嵐は、5月31日に東京ドームで行われたラストライブをもってグループとしての活動を終了とし、26年半の歴史に幕を下ろした。

ライブは有料生配信され多くの人が視聴し、Xではハッシュタグ「#WeareARASHI」が世界トレンド1位となり、有終の美を飾った。だが、感動の余韻に水を差す出来事が起きた。

内閣広報室試行アカウント、「嵐の皆さんは長年政府広報にも」感謝を投稿

高市早苗首相の動きを発信するXの「内閣広報室試行アカウント」(当時。現在は「内閣広報官(色々投稿試し中)」に名称変更)が5月31日に、ハッシュタグ「#嵐に感謝を込めて」「#WeareARASHI」をつけ「27年近くお疲れ様でした」とした投稿に波紋が広がっている。

同アカウントは、「嵐の皆さんは長年政府広報にもご協力くださいました」とした上で、嵐が観光立国ナビゲーターや日中文化・スポーツ交流推進年親善大使を務めたことを挙げ「日本文化の魅力を国際的に発信する役割を担っていただきました」と綴った。さらに「たくさんの元気と感動をありがとうございました」と感謝を述べた。

賛否両論「国も感謝するレベル」/「みんな〜!これが政治利用だよ〜!」

この投稿に対し、さまざまな反応が寄せられた。

「嵐すごいね」「さすが国民的アイドルの嵐。国も感謝するレベル」「日本国としてのコメントありがとうございます!」をはじめ、記事執筆時点で9万7千を超える「いいね!」を獲得している。

一方、「これが『政治利用』ですよ!タレントが築き上げた好感度に平気でタダ乗り」「さっきまでずっと半泣きか号泣していたのに興醒めすぎる」「泣いてしまった。今日は嵐と嵐のファンにとっての大切な日なのに…なぜ節度をもってそっとしておくことができないのか」などの声があがった。

また、最近の国会議事堂前をはじめとした平和を訴えるデモで、アイドルグッズとして販売されたペンライトを活用することについて、一部ファンから批判が起きたことを踏まえた投稿もあった。

「オタクのみなさん、アイドルの政治利用というのはこういうものを指します。 デモでペンラを振ることではありません」「みんな〜!これが本当の政治利用だよ〜!」

アカウント名「内閣広報官」へ、アイコンも似顔絵に変更

また、投稿に対して批判的な投稿のなかには、「星野源の『うちで踊ろう』に安倍晋三を便乗させた時と同じセンス」や、「アラシック(嵐ファンの呼び名)の皆様~ この中の人は悪名高きアベノマスク考案者です」など、佐伯耕三内閣広報官の存在を前提にした投稿があった。

佐伯内閣広報官は、安倍晋三元首相の演説の草稿を書くスピーチライターを務め、第2次安倍政権において42歳の若さで首相秘書官に抜擢された人物だ。週刊ポスト、デイリー新潮、週刊文春(2020年4月16日号)などが、コロナ禍における全世帯への布マスク交付を進言したのは佐伯氏だと報じている。

「内閣広報室試行アカウント」は、2日に「内閣広報官(色々投稿試し中)」にアカウント名を変更した。その理由として、同アカウントの投稿は「『中の人』をより明確にするため」としている。

アカウント名を変更すると同時に、アイコン画像も佐伯氏らしき人物のイラストへと変更されている。

嵐投稿の意図について内閣広報室から返答無し

「内閣広報室試行アカウント」は、今年5月1日より運用が開始され、当初は6月1日までの1か月間、「試行的に開設」としていた。現在フォロワーは11万9千を超えている。

6月1日に行われた木原稔内閣官房長官による記者会見では、「幅広く国民の皆様に内閣の重要政策を発信することを目的とした『首相官邸公式アカウント』に対して、総理の身近で働く内閣広報官の立場から、より柔軟に、そしてタイムリーな発信をすることを目的に、試行的に運用をしてきたもの」と説明した。

2日に、当該アカウントが名称を変更して続行することが公表されたのを受けて、木原官房長官は同日の記者会見では、「新たな広報の試みとして意義があった。より柔軟にタイムリーな発信を目指すことで、より効果的な広報につなげていく」とコメントしている。

ハフポスト日本版は内閣広報室に嵐についての投稿の意図や、普段の投稿の決裁ルートについて質問したが、期日までに返答はなかった。

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