111歳で初めて父親になった驚異のムカシトカゲ「ヘンリー」、現在は推定130歳

4 ヶ月前 47

気難しい“老人”だったヘンリーが111歳で父親に

ヘンリーは、ニュージーランド南島北部のスティーブンズ島で、1890年代から、遅くとも1910年代ごろに孵化したと考えられています。

1970年には、インバーカーギルのサウスランド博物館に移され、以後、長く人々に親しまれてきました。

名前の由来は、イングランド王ヘンリー8世です。

当初、飼育スタッフはヘンリーが多くのメスと繁殖することを期待していました。

しかし実際のヘンリーは、なかなかの問題児でした。

他のオスと争い、メスの「ミルドレッド」と引き合わせられたときには、彼女の尾の先端を噛み切ったとされています。

しかも、それは一度だけではありません。

こうした攻撃的な性格のため、ヘンリーは長いあいだ単独で飼育されることになりました。

繁殖どころか、他の個体と一緒に過ごすことさえ難しかったのです。

画像実際の「ヘンリー」の写真/ Credit: en.wikipedia

ところが2008年ごろ、転機が訪れます。

ヘンリーの生殖器付近にあった「がん性の腫瘍」が取り除かれたのです。

するとヘンリーの行動は変化し、繁殖行動を示すようになりました。

そして2009年、推定111歳でついに初めて父親になりました。

相手は、かつて尾を噛まれたミルドレッドです。

彼女も当時70代と考えられていました。

ミルドレッドは12個の卵を産み、そのうち11個が約223日後に孵化しました。

「高齢すぎて繁殖は難しい」と思われていたヘンリーの成功は、世界中のメディアで報じられました。

気難しい老ムカシトカゲが、111歳で突然パパになる。

このあまりにドラマチックな展開によって、ヘンリーは一躍、国際的なスターとなったのです。

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