私たちの血が赤いのは「鉄」のおかげ
献血で集められた血液の袋です。袋の中の濃い赤は、赤血球の中にあるヘモグロビンが生んでいる色です。Credit: 作者不明 / Rawpixel(CC0)取材に応じたのは、オレゴン大学で発生遺伝学を研究するジョン・ポストルスウェイト氏です。
もう1人は、モンタナ大学で生き物の体と環境の関係を研究するザカリー・シェブロン氏です。
まずは、人を含む背骨のある動物(脊椎動物)の血から見ていきましょう。
あの濃い赤色を生んでいるのは、赤血球の中にあるヘモグロビンというタンパク質です。
血のかたまりの中で、繊維のあみ目にからまった赤血球の画像です。酸素を運ぶヘモグロビンは、この赤血球の中にあります。Credit: Fuzis / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)ヘモグロビンの役目は、体のすみずみまで酸素を届けることです。
ヘモグロビンには鉄の原子が含まれていて、この鉄が酸素をつかみます。
そして、この鉄こそが、私たちの血を赤く見せている正体です。
鉄が酸素と結びついているとき、血はあざやかなさくらんぼのような赤になります。
反対に、結びついている酸素が少ないと、くすんだ茶色がかった赤に変わります。
つまり血の色は、酸素を運ぶ係がどんな物質でできているかと深く結びついているのです。
ところが動物の世界を見渡すと、ヘモグロビンを使わない生き物がたくさんいます。







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