米駆逐艦ヒギンズ、数時間にわたり電源と推進力失う 国防当局者が発表

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(CNN) 米海軍の軍艦がこのほど、インド太平洋で数時間にわたり電源と推進力を喪失する事態に陥っていたことが分かった。米国防当局者が明らかにした。海軍の声明によると、電気系統に「技術的な不具合」が発生したという。

米第7艦隊の報道官は1日の声明で、当該のミサイル駆逐艦USSヒギンズについて「艦全体で電源を喪失した」と説明。「初期報告によれば電気系統の故障が発生し、火花や煙が出た可能性があるが、電源が失われるとそれらは収まった」と述べた。

同報道官によると同艦の電源と推進力は復旧したものの、ある国防当局者はCNNに対し、それらのシステムの停止は「数時間」続いたと明らかにした。

ある海軍アナリストはCNNに対し、上記のような事態が起こればヒギンズ及びその乗組員約300人は海上で「無力な」状態になると指摘した。海軍によると、4月28日に発生したこの事案で乗組員に負傷者は出ていない。

CNNの取材に答えた専門家らは、艦が数時間にわたり電気式レーダーや戦闘防御システムを作動できない状態で海上での操縦不能に陥る重大性に言及。「こうなっては艦は無力だ。電子機器は機能せず、航行もできない」と、元米海軍大佐のカール・シュスター氏は語った。

シュスター氏によれば、非常用ディーゼル発電機を使用しても供給できる電力は通信用と空調用に限られるという。

海軍の声明では、今回の事案がインド太平洋軍の管轄区域のどこで発生したのか明らかにされていない。同軍の管轄区域は東西が米西海岸沖からインドの西の国境まで、南北が北極から南極までの範囲となっている。

不具合が起きた原因は現在調査中だと海軍は述べた。

ヒギンズのようなアーレイ・バーク級駆逐艦は米海軍水上艦隊の主力艦であり、70隻以上が就役している。

1999年に就役したヒギンズは、約300人の乗組員を擁し、日本の横須賀を母港としている。

全長約154メートル、排水量8200トンを超える同艦はイージス戦闘システムを搭載し、トマホーク巡航ミサイルを含む様々なミサイル用の垂直発射管を備えている。

CNNが以前報じたところによると、3月12日には米海軍の別の艦艇、空母ジェラルド・R・フォードの洗濯室で火災が発生した。当時米軍は火災について、戦闘とは無関係だと発表。乗組員2人が軽傷で治療を受けたが、その後の容体は安定していた。

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