空飛ぶ翼竜が「地上を走って獲物狩り」していた足跡化石を発見か

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足跡が物語る「追跡劇」

今回の発見の舞台は、約1億600万年前の韓国・晋州にある白亜紀前期の地層です。

ここで研究者たちは、非常に保存状態の良い足跡のセットを発見しました。

注目すべきは、2種類の足跡が同じ場所に残されていたことです。

1つは小型の脊椎動物のもの。

もう1つは、それよりはるかに大きな生物のものです。

小型動物の足跡を詳しく追っていくと、最初はゆっくりと歩いていた様子が分かります。

しかし途中で、急に進行方向を変え、走り出しているのです。

この「突然の変化」が意味するものは何でしょうか。

【発見された足跡の画像がこちら

その答えのヒントが、すぐ後ろに残された大型の足跡です。

そこには、地面を蹴るように進む大型の翼竜の足跡が、斜め方向から接近し、小動物の進路を追うように並んでいました。

つまりこの岩の上には、「逃げる小動物」と「それを追う捕食者」という、わずかな時間の出来事がそのまま刻まれていたのです。

もちろん、足跡だけでは捕食が実際に起きたと断定することはできません。

しかし、足跡の時間的な近さ、進行方向の一致、小動物の急激な動きの変化などを総合すると、偶然同じ場所を通ったとは考えにくく、両者の間に何らかの相互作用があった可能性が高いと研究者たちは結論づけています。

このとき、小動物が無事に逃げ切れたのか、それとも捕まってしまったのかは分かりません。

岩の記録は途中で途切れており、結末は想像するしかないのです。

では、この「追跡者」の正体は何だったのでしょうか。

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