投資家・桐谷さんも株主優待を愛用、松屋フーズは4〜6月期純利益27%増。それでも株価が安値圏に沈む理由

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株主優待だけで生活する“桐谷さん”こと桐谷広人さんが、8月24日自身のX(@yuutaihiroto)で、妹と昼食をとった際、「松屋」で株主優待食事券を利用した様子を紹介した。コメント欄で近所の「マイカリー食堂併設」店舗で「かつカレー」(1010円)を堪能したと明かしている。

松屋フーズの株主優待は、100株以上を保有する株主に、松屋・松のやなどグループ店舗で使える食事無料券が贈呈される。枚数は保有期間に応じて増え、継続保有1年未満は数枚程度、1年以上で10枚、3年以上で12枚が贈られる。

純利益は27%増も、営業利益は28%減

松屋フーズホールディングスが8月14日発表した2026年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比27%増の7億300万円だった。

売上高は前年同期比17%増の506億5900万円、営業利益は28%減の6億9500万円だった。既存店売上高は2.6%増で堅調に推移したほか、1月に買収したつけ麺「六厘舎」などを展開する松富士グループの連結効果、新規出店の寄与により増収となった。

一方、原材料価格の上昇や、待遇改善など人的投資の拡大により原価率・販管費率がともに上昇し、営業減益となった。27年3月期通期の業績見通しは据え置いた。売上高は前期比17%増の2150億円、営業利益は8%増の82億円、純利益は1%増の38億円を見込む。純利益が計画通り着地すれば、2期連続で過去最高益を更新する

創業60周年にあたる今期は記念配当2円を上乗せし、年間配当は26円(前期24円)とする方針だ

通期決算好調も株価は年初来安値圏に

決算そのものは好調が続く。2026年3月期(通期)の連結営業利益は75億9400万円(前期比72.3%増)で、営業・経常・純利益のいずれも過去最高を更新した。

Trading View提供「松屋フーズ」(9887)株価チャート(6カ月)
Trading View提供「松屋フーズ」(9887)株価チャート(6カ月)

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それにもかかわらず、株価は2026年2月6日につけた年初来高値6910円から下落基調が続いた。決算発表を受けて8月17日には4750円まで急落したが、その後は持ち直し、8月24日時点では5200円まで回復している。それでも年初来高値からはなお2割超低い水準にとどまっている

背景の一つは、2月に発表した公募増資だ。26年ぶりとなる増資で発行済み株式数は約8%増える。27年3月期の営業利益予想は82億円(前期比8.0%増)とプラス成長を保つ一方、経常利益予想は84億円(同0.7%増)とほぼ横ばいにとどまる。増資に伴う借入コストの増加が、営業外損益を通じて経常利益の伸びを抑えているとみられる。

配当も27年3月期は26円(前期24円)とする方針だが、増える2円は創業60周年の記念配当で、通常の配当自体は据え置かれたままだ。株式数の増加と伸び悩む株主還元が、市場の評価を慎重にさせているとみられる。

冒頭で紹介した桐谷さんは、7月27日放送の『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で前立腺がんと大腸がんを公表している。糖尿病の定期検査で前立腺がんが判明し、検査入院中に大腸がんも発覚。「前立腺がんよりも命に関わる」として大腸がんの手術を先に終え、今後は抗がん剤治療を経て前立腺がんの手術に臨む予定だという。投稿には「抗がん剤治療頑張ってください」など、体調を気遣う声が多数寄せられている。

※本記事は、事例として取り上げた金融商品の売買を勧めるものではありません。本記事に記載した情報によって読者に発生した損害や損失に関しては、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。

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