プロフィールに書くだけで「恋愛対象外」になる理由
今回の研究が注目したのは、「陰謀論への信念」をプロフィールに書くことの影響です。
陰謀論とは、「強力な集団が裏で世界を操っている」といった隠された企てを想定する考え方です。
一見すると個人の自由な意見に思えますが、恋愛の場では事情が大きく異なります。
研究チームは、人気のマッチングアプリTinderに似せた架空のプロフィールを作成し、参加者に評価させました。
その結果、陰謀論を支持する一文が書かれているだけで、その人物は「誠実さ」「知性」「親切さ」といった基本的な人間性の評価が大きく下がることが明らかになりました。
さらに重要なのは、「友達になりたい」「恋人として会いたい」といった意欲も明確に低下した点です。
つまり、プロフィールの段階で“恋愛対象から外される”ということです。
興味深いのは、陰謀論を「否定する」内容を書いても評価は下がらなかったことです。
あくまで問題になるのは、「それを信じている」と表明することでした。
また、陰謀論を語るプロフィールは「個性的でユニーク」とは見なされました。
しかしその代わりに、「信頼できる人」「温かい人」といった恋愛に重要な要素が損なわれていたのです。
個性のアピールが、信頼の低下と引き換えになっていたとも言えるでしょう。









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