性は2つだけはトランスジェンダーへの「敵意ある表現」 職員解雇を控訴裁が支持

3 時間前 1
2020年1月8日、サンフランシスコにあるジェームズ・R・ブラウニング連邦裁判所ビル(第9巡回区連邦控訴裁判所の庁舎)が写っている。(AP通信/ジェフ・チウ撮影)

2020年1月8日、サンフランシスコにあるジェームズ・R・ブラウニング連邦裁判所ビル(第9巡回区連邦控訴裁判所の庁舎)が写っている。(AP通信/ジェフ・チウ撮影)

By Alex Swoyer – The Washington Times – Saturday, August 1, 2026

 連邦控訴裁判所は、性は2つだけという考えを擁護する本を見える所に置いていたソーシャルワーカーを、オレゴン州の学区が解雇することを認める判決を下した。

 ロデリック・セイス氏は、オレゴン州ラグランデ中学校で勤務していた際、執務机の後ろの手すりに絵本「She is She(彼女は彼女)」と「He is He(彼は彼)」を並べていた。また、別の勤務先であるエルジン学区の事務所では、性別変更を風刺した絵本「Johnny the Walrus(ジョニー・ザ・ウォルラス)」を机の上に置いていた。

 連邦第9巡回区控訴裁は2対1の判決で、インターマウンテン教育サービス学区が、トランスジェンダーの人々に対する「敵意ある表現」を理由に、セイス氏にまず警告し、その後解雇した措置は適法だったと判断した。

 多数意見は、学校職員が公務を遂行している際、表現の自由は一定の制約を受けると主張した。

 オバマ元大統領が指名したジョン・オーエンズ判事は、「問題の表現は職務遂行の過程で行われたものであり、職務と切り離して考えることはできない。したがって、セイス氏の表現は憲法修正第1条が保障する表現の自由の対象外となる」と述べた。バイデン前大統領が指名したジェニファー・ソン判事もこれに同調した。

 一方、トランプ大統領が指名したローレンス・バンダイク判事は反対意見を述べ、書籍の展示は明らかに個人的な表現であり、それを理由に処分した学校側の対応は違法だと主張した。

 バンダイク氏は、学校側の権限が教師の机の後ろに飾られた家族写真にまで及ぶのかと疑問を呈した。

 「生徒が教師の部屋に飾られた私物を見れば、それは教師個人の考えを反映したものだと自然に受け止める」と指摘した。

 「He is He」と「She is She」は、「彼女は彼ではない」「彼女は娘、息子ではない」といった内容を盛り込んだ絵本だ。

 2024年、この絵本を見た生徒がセイス氏について苦情を申し立てた。

 学区側は書籍を撤去するよう命じたが、同氏は従わず、懲戒処分を受けた。

 もっともセイス氏は、トランスジェンダーの生徒が訪れた際には、これらの書籍を見えないところにしまっていたと説明している。

 セイス氏は、訴訟継続中も職務を継続できるよう連邦地裁に仮差し止め請求を提出したが、退けられていた。第9巡回区控訴裁もこの判断を支持した。

記事全体を読む