イランの代理勢力、中東各地で勢力を盛り返す 拡大する戦争で価値を発揮

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(CNN) イランに忠実な武装組織が中東各地で勢力を盛り返し、米国・イスラエルとの戦争を続けるイランの影響力を強めているようだ。

専門家によると、これらの組織は数十年にわたり、イランへの直接攻撃に対する強力な抑止力として重要な役割を果たしてきた。しかし、イランが支援する地域の武装組織で構成する反イスラエル・反欧米ネットワーク「抵抗の枢軸」は大幅に弱体化した。2023年にイスラム組織ハマスが仕掛けた攻撃に対するイスラエルの大規模な軍事的対応と、その波及的影響が原因だ。

米イスラエルとイランの直接衝突が勃発したのは、この枢軸が弱体化していた時期だった。しかし現在、イランと連帯する複数の武装組織が新たな戦線を開き、再びイランの敵に圧力をかけている。このことが戦争を複雑化させ、世界経済を窒息させかねない脅威をもたらしている。

米シンクタンク、クインシー研究所のトリタ・パルシ上級副所長はCNNに、20年以上にわたって非常にうまく機能してきた抵抗の枢軸が弱体化するや「イランは米国とイスラエルの双方から攻撃されるという代償を払った」と指摘。これにイランは前方防衛を放棄するのではなく、そこに再び力を注ぐという対応を取ったという。

大規模な斬首作戦

イランは長年、汎革命的な戦略を追求し、1979年のイラン革命で生まれた価値観をレバノン、イエメン、イラク、シリア、パレスチナ自治区ガザ地区といった近隣地域に広めてきた。

23年10月7日のハマスによる攻撃後、イスラエルは複数の親イラン勢力を標的とする斬首作戦に着手。ハマスによる襲撃を首謀した一人であるヤヒヤ・シンワル氏や、中東で絶大な影響力を持っていたレバノンの親イラン武装組織ヒズボラの最高指導者ナスララ師などを殺害した。

イスラエルはイラクのイランを後ろ盾とする民兵組織への攻撃を強化し、イエメンの親イラン武装勢力フーシとも交戦。さらには、イランの最高指導者ハメネイ師さえ殺害した。体制転換の契機となることを期待しての作戦だったが、今のところ体制転換には至っていない。

それから3年がたち、本格的な戦争を経た今、地域の親イラン勢力は再び活発化し、新たな戦況に適応してイランを大幅に後押ししているようだ。専門家らはそう指摘する。

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