人と共存している野生の在来生物の中には、有毒な生き物がいます。
ニホンマムシ、ハブと並んで“日本三大毒ヘビ”ともいわれる「ヤマカガシ」も、その一つです。
10月にヤマカガシが目撃された埼玉県羽生市や、同県行田市の公式サイトによると、この生物は全長60〜120cm程。地域により変異があるものの、色彩が鮮やかで赤・黄・黒色などのもようがあるのが特徴です。
水田や河川の岸辺の草むらなどに生息しており、主にカエルや魚を捕食します。
11月にも各地で目撃されており、SNSでは「近所の神社で発見」「庭の掃き掃除をしていたら、落ち葉の下から飛び出してきた」「庭でカエルを追いかけてた」などの報告が数多く見られます。
しかし、非常に強い毒性を持っているため、見つけても絶対に刺激を与えてはいけません。
ヤマカガシが持つ2種類の毒とは?
ヤマカガシが持つ毒は、上顎の奥にある毒腺から分泌される毒と、首の後ろにある毒腺から分泌される毒の2種類があります。
行田市によると、上顎の奥から分泌される毒は、主に獲物を捕らえる際に使われる出血毒で、全身的な出血による死亡例もあるといいます。
一方、首の後ろから分泌される毒は、外敵から身を守るために使われるステロイド系の毒で、触れると炎症などを引き起こすおそれがあります。
遭遇したらどうする?
ヤマカガシは在来の野生動物であるため、自治体では基本的に駆除や捕獲を行っていません。多くの市町村が、「しばらくすると別の場所に移動するため、見かけてもそっとしておきましょう」と呼びかけています。
また、落ち葉の下に潜んでいることもあるため、落ち葉をかき分ける際には最初に鎌や棒などを使ったり、軍手や長靴を着用したりといった対策を講じると安心です。
ヤマカガシに限らず毒ヘビに噛まれてしまった際には、慌てず安静にし、速やかに医療機関で手当てを受けましょう。

1 時間前
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