半透明の生物、絶対気をつけて。海で刺症被害が多発、女児が意識失った例も…対策は?

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この時期、海水浴の計画を立てている方も多いのではないでしょうか? そこで注意したいことの一つが、海の身近な場所に潜む「危険生物」です。

全国から海水浴客が訪れる沖縄県では毎年、「ハブクラゲ」に刺されて救急搬送される事故が多発しています。

そのため例年、6月1日〜9月30日までの間に「ハブクラゲ注意報」を発令し、県民や国内外から訪れる観光客に対し、ハブクラゲによる刺症被害を未然に防止するよう呼びかけています。

ハブクラゲに刺されないための対策は?

沖縄県の公式サイトによると、ハブクラゲは5月〜10月頃に沖縄県内のほぼ全域に出没するクラゲです。丸いカサの部分から複数の触手が伸びており、成長するとカサが10cm以上、伸び縮みする触手が1.5m以上になることもあります。

触手には、刺胞(しほう)と呼ばれる毒針と毒液が入ったカプセルをたくさん含んでおり、触手にうっかり触れてしまうと、毒針が飛び出して毒を注入されてしまいます。

しかし、ハブクラゲはカサが半透明なため、近くを漂っていてもすぐには見つけにくい点が厄介です。危険な目に遭わないために、ハブクラゲがいる海に入る際には、侵入防止網(クラゲネット)が設置された場所を選ぶことが重要です。

加えて、被害を最小限にするために、ウェットスーツや長袖・スパッツなどを着用し、肌の露出を少なくすることも心がけたいポイントです。

刺された際の応急処置

沖縄県によれば、2025年に報告された「海洋危険生物による刺咬症被害」は199件。そのうち、約4割にあたる81件がハブクラゲによる被害だといいます。

2023年8月には、県内の名護市のビーチで7歳の女児がハブクラゲに刺され、口から泡を吹いて一時、意識を失う事故も起きています。

もし、海でハブクラゲに刺されてしまったら、どうすればいいのでしょうか? 沖縄県が公開している応急処置の方法は、以下の通りです。

①刺されたらすぐに海からあがる(刺された部分は絶対にこすらない)。

②食酢をたっぷりかける。

③触手を手で取り除く。

④痛い時は、氷や冷水で冷やす。

万が一、呼吸や心臓が止まった時は、すぐに人工呼吸や胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行うようにしましょう。

なお、酢をかけるのは、刺胞の発射を止める働きがあるためです。沖縄県内には酢を用意しているビーチが数多くありますが、各自が酢を持参しておくことも大切です。

ただし、「カツオノエボシ」や「ウンバチイソギンチャク」など、別の有毒生物に刺された際は、酢の刺激が逆効果となり、刺胞を発射させてしまうこともあります。何に刺されたのか不明な場合は、皮膚に付着している触手や刺胞を、食酢ではなく海水で洗い落とすようにしましょう。

また、こうした方法は、あくまでも応急処置です。刺されたら、速やかに医師の診察を受けるようにしてください。

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