【分析】裏目にでた「プロジェクト・フリーダム」、海運業幹部らは海峡通過に強い警戒感 船舶や港湾攻撃受け

4 ヶ月前 14

(CNN) 米中央軍が商船のホルムズ海峡通過を「誘導」する目的で始めた「プロジェクト・フリーダム」は裏目に出たようだ。この取り組みが新たな暴力を引き起こし、海運業界の幹部らは海峡通過に依然として強い警戒感を示している。

香港の海運会社マンダリン・シッピングのティム・ハクスリー会長は「海峡は今も非常に危険であり、双方がより具体的な合意に至るまでほとんどの船舶が航行を避け続ける」との見方を示した。

トランプ大統領がプロジェクト・フリーダムを開始したことを受け、イランは強く反発し、停戦は危うい状態にある。

同地域では、韓国船籍を含む複数の商船が攻撃を受けている。

アラブ首長国連邦(UAE)は、イランがホルムズ海峡の外側に位置するフジャイラの主要な石油輸出港にミサイルとドローン(無人機)を発射したと発表した。フジャイラは、同海峡を通航せずに中東の石油を輸出できる数少ない重要なルートの一つ。

この動きは、停戦が発表されて以降の4週間で最も深刻な暴力の激化といえる。

通航量の急増もない。米国は同国籍の商船2隻が海峡を通過したと発表したが、イランはこれを否定した。また、米国はイランの小型船少なくとも6隻を撃沈したと発表したが、イランはこの主張も否定している。

計画の詳細についてトランプ氏や米中央軍からはほとんど示されておらず、海運業界幹部らを困惑させている。

プロジェクト・フリーダムの発表後、イランは商船やタンカーはイラン軍と調整する必要があり、米軍がホルムズ海峡に入ることがあれば攻撃すると警告した。

「どの国がこの人道的任務を要請したのか、もしあるとすれば、これがイランとどのように調整されるのかについて具体的な説明がない」。世界中の多くの船舶に賠償責任保険を提供するノース・スタンダードの再保険部門グローバルディレクター、サイモン・ケイ氏はそう述べた。

海運業界が明確な情報を待つ中、原油価格は上昇を続けている。米国のガソリン価格は1ガロン当たり4.46ドルと約4年ぶりの高値となっている。

石油市場の専門家はCNNに対し、海峡が閉鎖されたままの場合、ガソリン価格は1ガロン当たり5ドルに達する可能性があると語った。

本稿はCNNのクリスティ・ルー・スタウト記者による分析記事です。

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