今年の日食見逃した?、来年は「現地で必見」の天体ショーに 専門家が助言

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(CNN) 12日の皆既日食を見て、壮大な天体ショーを観賞したいという気持ちが高まったのなら、旅支度を整えて宿泊先の予約を始めよう。

今後10年間にわたり、遠く離れた世界各地で数多くの皆既日食が起こる。しかも来年の皆既日食は、これまででも屈指のものになることが約束されている。

2027年8月2日の皆既日食は「必見」だと、米コロラド州ボルダーにある大気宇宙物理学研究所の太陽天体物理学者、ライアン・フレンチ博士は強調する。「我々が生きている残りの期間に見られる日食の中で、最も長いものになる」というのがその理由だ。

このとき、月の影が太陽の表面を完全に覆い隠す皆既の状態は、最長で6分以上続くとみられる。

国立太陽観測所によると当該の皆既帯はスペイン南部、ジブラルタル、モロッコ、アルジェリア、チュニジア、リビア、エジプト、サウジアラビア、ソマリア、イエメンを横断する。

フレンチ氏によれば、この日食はエジプトのルクソールにある王家の谷とギザの大ピラミッド、さらにサウジアラビアのメッカの真上を通過する。

「重要なのは、日食の経路に沿った地域では8月の天候はほぼ確実に晴れるということ。経路の大部分が砂漠だからだ」。フレンチ氏はそう付け加えた。

一方、太陽光の一部だけが遮られ、太陽が三日月のように見える部分日食は、米航空宇宙局(NASA)によると、欧州の大部分、アフリカの広い範囲、中東、東南アジアのほか、北米のカナダ東部とメーン州北部から見ることができる。

米国で次に見られる皆既日食

米国で次に皆既日食を目にできるのは33年3月30日だが、その範囲はロシアを中心とする皆既帯に含まれるアラスカ州だけで、皆既の継続時間は2分37秒。米国の大部分で見られるのは部分日食になる。

米国本土で次に見られる皆既日食は44年8月22日までないという事実が盛んに語られているが、その日食で皆既となるのはノースダコタ州とモンタナ州だけだ。

米国本土48州を海岸から海岸まで横断する経路を持つ次の皆既日食は、45年8月12日に起こる。皆既帯はカリフォルニア州、ネバダ州、ユタ州、コロラド州、カンザス州、オクラホマ州、アーカンソー州、ミシシッピ州、アラバマ州、フロリダ州を弧を描くように通過し、その他の州では部分日食が見られる。

世界各地の日食

今年と来年、日食の見え方という点でスペインは幸運に恵まれたかもしれないが、まもなく他の国々にもその番は訪れるとフレンチ氏は述べた。

「オーストラリアでは28年から10年間で4回と、ちょっと信じられない頻度で皆既日食が起こる。そのすべてが主要都市を通過する」(フレンチ氏)

スペインで誕生日を祝いながら12日の日食を見ることができたフレンチ氏は、特に宿泊施設について早めに予約することを強く勧めた。

「皆既帯は比較的狭いので、現地のホテルや宿泊施設は満室になりやすい。より早い段階で航空券よりもずっと高額になる傾向がある」とフレンチ氏は助言した。

旅行してでも見る価値のある今後の日食は以下の通り。

2028年7月22日: オーストラリア、ニュージーランド

2030年11月25日: ナミビア、ボツワナ、南アフリカ、レソト、オーストラリア

2034年3月20日: ナイジェリア、カメルーン、チャド、スーダン、エジプト、サウジアラビア、イラン、アフガニスタン、パキスタン、インド、中国

2035年9月2日: 中国、北朝鮮、韓国、日本

2037年7月13日: オーストラリア、ニュージーランド

2038年12月26日: オーストラリア、ニュージーランド

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