人類の「宝石好き」は600万年前のチンパンジーに起源があった⁈

1 ヶ月前 8

78万年前から人類は「水晶コレクター」だった

考古学者たちは長年、不思議な現象に気づいていました。

人類の祖先の遺跡から、水晶などの結晶石が繰り返し見つかるのです。その年代は少なくとも約78万年前まで遡ります。

ところが奇妙なことに、これらの石は「石器」「武器」「装飾品」として使われた形跡がありません。

つまり祖先たちは、実用性のない石をわざわざ持ち帰っていたのです。

なぜでしょうか。

この疑問に挑んだのが、スペインの研究チームです。

研究者たちは今回、人類に最も近い霊長類の一つであるチンパンジーを対象に、結晶のどんな性質が魅力なのかを調べることにしました。

実験には、人間環境で育った9頭のチンパンジーが参加しました。

最初の実験では、研究者は台の上に

・大きな水晶(高さ35cm、重さ約3.3kg)

・同じくらいの大きさの普通の石

を並べて置きました。

こちらは結晶に興味を示すチンパンジーの映像です。音量に注意してご視聴ください。

最初はどちらにも興味を示しましたが、すぐに違いが現れます。

チンパンジーたちは普通の石を放置し、水晶ばかりを触るようになったのです。

しかも彼らは単に触るだけではありません。

水晶を「回転させる」「傾けて光を当てる」「さまざまな角度から観察する」といった行動を繰り返しました。

ある個体は水晶を持ち上げ、そのまま寝室まで運び去ってしまったほどでした。

研究者が水晶を回収しようとすると、チンパンジーは簡単には手放しません。

結局、飼育員はバナナやヨーグルトと交換する形で回収する必要があったといいます。

どうやら彼らにとって水晶は、単なる石以上の価値を持つ物体だったようです。

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