中国元軍人2人逮捕 在韓米軍基地へのスパイ容疑

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017年12月3日(日)に米空軍が提供したこの写真では、ユタ州ヒル空軍基地の第34遠征戦闘飛行隊に所属する米空軍のF-16ファイティングファルコン(右)とF-35AライトニングIIが、韓国の群山空軍基地で行われた演習「VIGILANT ACE 18」中に滑走路の端に向かってタキシングしている。2017年12月4日(月)、米国と韓国が史上最大規模の合同空軍演習を開始し、24機のステルス戦闘機を含む数百機の航空機が訓練を開始した。(上級空軍兵コルビー・L・ハーディン/米空軍提供写真、AP通信経由)

017年12月3日(日)に米空軍が提供したこの写真では、ユタ州ヒル空軍基地の第34遠征戦闘飛行隊に所属する米空軍のF-16ファイティングファルコン(右)とF-35AライトニングIIが、韓国の群山空軍基地で行われた演習「VIGILANT ACE 18」中に滑走路の端に向かってタキシングしている。2017年12月4日(月)、米国と韓国が史上最大規模の合同空軍演習を開始し、24機のステルス戦闘機を含む数百機の航空機が訓練を開始した。(上級空軍兵コルビー・L・ハーディン/米空軍提供写真、AP通信経由)

By Andrew Salmon – The Washington Times – Tuesday, August 11, 2026

 【ソウル】中国の元軍人2人が、韓国にある米軍の主要基地周辺などでスパイ活動を行った疑いで逮捕された。

 2人はいずれも中国人民解放軍の元軍人で、ソウル南方の群山と平沢にある2つの主要米軍基地周辺などでスパイ活動を行った疑いで警察に拘束されている。韓国の聯合ニュースが11日に報じた。

 容疑者の1人は60代の中国籍男性で、2024年から韓国を何度も訪問していた。群山空軍基地周辺で航空管制塔の通信を傍受した疑いで逮捕された。

 警察によると、この容疑者の韓国訪問は、韓米両軍の主要な軍事演習の時期と重なっていた。

 もう1人は45歳の中国籍の韓国系男性で、平沢で軍用品店を経営していた。同容疑者は、同市の郊外に位置する米軍基地キャンプ・ハンフリーズで働く韓国人女性を取り込み、韓米合同軍事演習に関する機密資料を入手させた疑いが持たれている。活動は2021年に始まったという。

 聯合ニュースは地元警察当局を情報源としているが、2人の氏名や逮捕された日時、場所は明らかにされていない。

 2人は通信秘密保護法と軍事基地保護法違反などの罪に問われる可能性があり、罰金や懲役3~5年の刑が科される。敵を利する行為について有罪となれば、無期懲役を科される可能性がある。

 今回の発表時期は、外交上の問題を生じさせる可能性がある。中国の王毅共産党政治局員兼外相が8月19日から2日間の日程で韓国を訪問する予定だからだ。

 スパイ活動が行われたとされる場所は、いずれも機密性の高い地域だ。

 ソウルから南へ約200キロの群山には、米空軍第8戦闘航空団「ウルフパック」と防空部隊などの各種支援部隊が置かれている。同基地は1949年から米軍が使用している。

 ソウルから南へ約60キロ離れた平沢のキャンプ・ハンフリーズは、米本土以外では世界最大の米軍基地だ。大規模な部隊の再配置と統合を経て、2018年から韓国における米軍の主要拠点となっている。

 同基地には在韓米軍司令部、米陸軍の第8軍のほか、通信旅団や情報旅団などが置かれている。

 両基地は、周辺にある別の軍事施設、烏山空軍基地とともに黄海沿岸またはその近くに位置しており、米軍にとって極めて戦略的重要性の高い海域を監視する上で有利な位置にある。

 中国軍の主要部隊では、5つの戦区の一つである北部戦区と、海軍の3つの艦隊の一つである北海艦隊が、黄海の中国側沿岸地域に配置されている。

 黄海沿岸の中国軍施設には、水上艦基地、潜水艦基地、海軍造船所などがある。

 尹錫悦前大統領は2024年12月、国営テレビを通じて戒厳令を宣言した際、突然の行動に踏み切った理由の一つとして、中国によるスパイ活動を挙げた。

 尹氏は、中国人が釜山港に停泊していた米空母を撮影したほか、韓国の国家情報院も標的にしたと主張した。また、国会を掌握していた野党が、反スパイ法制の強化を目指す政権の取り組みを妨害していると非難していた。

 戒厳令は直ちに国会で否決された。尹氏は弾劾、罷免され、内乱首謀罪で終身刑の一審判決を受け、現在控訴審が行われている。

 中国外務省は当時、尹氏の発言について「深く驚き、不満を感じている」と表明した。

 後任として大統領に就任した李在明氏は、2025年6月の大統領選で大勝し、中国との関係改善を目指す一方、米国との伝統的に緊密な防衛・経済関係も維持しようとしている。

 尹氏の支持者の多くは、中国が韓国の選挙に介入してきたと考えており、2025年に導入された中国人観光客へのビザ免除措置にも抗議していた。

 この一時的なビザ免除措置はその後、期限を迎えて終了した。

 聯合ニュースの報道のわずか4日前、ソウルで開かれた宗教の自由に関する会議で海外から訪れた専門家が、中国の人物が韓国の強硬なキリスト教徒、日本のリベラル勢力と「不浄な同盟」を結び、保守系の新宗教を攻撃していると指摘していた。

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