「世界最古のタコ」とされた化石、実はまったく「別の生物」だったと判明

3 週間前 6

3億年前の地層から見つかった化石

問題の化石は、アメリカ・イリノイ州のメイゾン・クリーク化石層から発見されました。

この化石が「タコ」と判断された理由は、一見するとタコの特徴に見える構造がそろっていたためです。

具体的には、8本の腕のような形状、目に見える構造、さらに墨袋と解釈された部分が確認されていました。

これらはタコの典型的な特徴であり、当時の研究者たちは合理的に「タコである」と結論づけました。

その結果、「タコの起源は約3億年前の石炭紀までさかのぼる」と考えられるようになったのです。

化石の画像がこちら

しかし、この解釈には当初から疑問もありました。

ただし、それを決定的に検証する手段が長らく存在しなかったのです。

今回、研究チームはシンクロトロンX線イメージングという最先端技術を用い、化石の内部を非侵襲的に詳しく調べました。

この技術は、通常の医療用X線とは比べものにならないほど高輝度で、岩石内部の微細な構造まで可視化できます。

その結果、これまで誰も見たことのなかった「決定的な証拠」が見つかりました。

それは、一直線に並んだ小さな歯の列でした。

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