リップルCEO「仮想通貨推進派が両党で勝利」88億円PAC支出の明暗

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この記事の要点

  • リップルCEO、米中間選挙で「両党の推進派が勝利」と主張
  • 仮想通貨PAC、88億円投入もオハイオ上院選で敗北

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「6700万人の仮想通貨利用者は消えない」

米Ripple(リップル)のブラッド・ガーリングハウスCEOは2026年11月5日、米中間選挙で「仮想通貨推進派が共和・民主両党で勝利した」との見解をX(Twitter)で示しました。

11月3日の中間選挙では民主党が上下両院の多数派を獲得し、仮想通貨業界が支援した共和党候補の一部も落選するなか、同氏は両党で推進派が勝利した点を強調しています。

ガーリングハウス氏は「6,700万人以上の米国人が仮想通貨を利用しており、その数は増え続けている。彼らはどこにも行かない」と述べ、新議会に対して「アメリカで築く明確なルール」の整備を求めました。

仮想通貨を支持する候補者は、民主党・共和党の両党で勝利しました。仮想通貨を利用する米国人はすでに6,700万人を超えており、今後も増え続けるでしょう。この流れは変わりません。

新たな議会でも、取り組むべきことは同じです。

明確なルールを整備し、米国発の産業として仮想通貨分野を発展させていきます。

リップルのスチュアート・アルデロティ最高法務責任者(CLO)も「一部の見出しはこれを仮想通貨の後退と呼ぶだろうが、事実ははるかにニュアンスがある」と述べ、選挙結果を業界全体の敗北とみなす見方に異議を唱えています。

アルデロティ氏は仮想通貨業界の政治活動委員会(PAC)「Fairshake(フェアシェイク)」が予備選と本選の双方で成果を上げたと評価し、リップルがスーパーPACを通じた政治活動への資金投入を継続する方針を明らかにしました。

仮想通貨PAC「88億円」の誤算

オハイオ上院選、ブラウン氏が返り咲き

リップルなどが出資する仮想通貨業界の政治活動委員会(PAC)「フェアシェイク」は、2026年の米中間選挙で民主党のシェロッド・ブラウン氏の当選阻止に関連団体を通じて約5,600万ドル(約88億円)を投じたと報じられており、関連団体「Defend American Jobs」による選挙支出も米連邦選挙委員会(FEC)の公式記録で公開されています。

11月3日のオハイオ州上院特別選挙では、ブラウン氏が共和党の現職ジョン・ハステッド氏を約5ポイント差で破り、同PACが巨額の資金を投じて支援したハステッド氏の落選が決まりました。

ブラウン氏は2024年に共和党のバーニー・モレノ氏に敗れて上院議席を失っており、今回はジェイ・ディー・バンス前上院議員(現副大統領)の残任期を争う特別選挙で返り咲きを果たしています。

共和党の仮想通貨推進派が相次ぎ落選

フェアシェイクが支援した候補者の敗北は下院選にも及び、仮想通貨関連法案の審議に携わってきた共和党のブライアン・スティール氏とビル・ハイゼンガ氏が議席を失っています。

スティール氏は下院金融サービス委員会のデジタル資産小委員会委員長、ハイゼンガ氏は同委員会の副委員長を務めており、両氏の落選によって仮想通貨関連法案の審議に携わる主要議員の顔ぶれが変わることになります。

その反面、フェアシェイクが予備選で支援した共和党のバリー・ムーア氏はアラバマ州上院選で勝利し、民主党のエイドリアン・ボアフォ氏もメリーランド州第5選挙区の下院選で当選するなど、両党で支援候補が議席を獲得しています。

Fairshake、2028年選挙も政治活動を継続

フェアシェイクは今回の中間選挙で共和・民主両党の候補者を支援しており、10月5日に公表した支援対象の現職下院議員32人(共和党19人・民主党13人)は全員、2025年7月17日に下院を通過した仮想通貨市場構造法案「CLARITY(クラリティ)法案」に賛成票を投じています。

こうした超党派の支援は関連団体を通じても展開され、「Defend American Jobs」と「Protect Progress」がそれぞれ共和党と民主党の候補者を支援していたことが、米連邦選挙委員会(FEC)への届出から明らかになっています。

フェアシェイクは2028年の選挙に向けた手元資金を約5,600万ドル(約88億円)と説明しており、広報担当のジェフ・ヴェッター氏も次回選挙で政治活動を継続する方針を表明しました。

仮想通貨規制の行方は2027年新議会に

クラリティ法案をめぐっては、2026年9月に共和党のシンシア・ルミス上院議員が民主党側の100件を超える修正を反映した改訂案を公開するなど、超党派での法案調整が進められていました。

9月15日の上院では審議開始に向けた討論終結動議が賛成49票・反対50票で否決され、必要な60票に届かず法案の審議は停滞しています。

下院で超党派の支持を得たクラリティ法案も上院では合意形成に至っておらず、ガーリングハウス氏が求める米国内の明確な仮想通貨規制の実現に向け、2027年1月に発足する新議会での超党派協議が改めて問われています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.76 円)

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Source:ブラッド・ガーリングハウス氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像

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