Netflixで配信中の恋愛リアリティ番組『ラヴ上等』シーズン2。同シリーズでは「日本初・ヤンキーの男女たちが血気盛んに繰り広げる純愛リアリティショー」を謳っており、シーズン2もNetflixの週間TOP10(シリーズ・日本)で4週連続1位を獲得するなど大ヒットしている。
Netflixは本作を「アンスクリプテッド(筋書きのない物語)」と位置づけているが、SNSでは出演者への指示や筋書きを疑う声も散見される。さらに、エピソード14(9月1日配信)における食事シーンをきっかけに、一部キャストに批判が集中する事態となっている。
ハフポスト日本版はNetflixに対し、ドラマ的な演出の有無や、相次ぐ誹謗中傷の受け止めについて聞いた。
出演者に指示している? Netflixに聞いた
8月4日からシーズン2がスタートした『ラヴ上等』は、タレントのMEGUMIさんが企画・プロデュースを手掛けており、毎週火曜に数話ずつ配信。
シーズン2はエピソード10(8月18日配信)で第一期が終了し、エピソード11(8月25日配信)から第二期がスタート。男女のメンバーは、第一期にも出演していた男性メンバー「たいちゃん」を除いて“総入れ替え”となった。9月8日にはエピソード17〜20の配信が控えており、これでシーズン2は終了とみられる。
『ラヴ上等』シリーズでは、取っ組み合いや口喧嘩など、“元ヤン”であることを強調するような場面がたびたび登場するが、SNSでは「番組側が出演者に指示を出しているのではないか?」「筋書きがあるのではないか?」などと疑う声も散見される。
この疑問について、ハフポスト日本版がNetflixに問い合わせると、「本作は脚本のないアンスクリプテッド作品であり、制作側から参加者の発言や行動、人間関係の変化について指示をして撮影するものではありません」と出演者への指示を否定した。
一方で、「参加者同士の交流や関係性の変化が生まれる環境や機会を設けています」と明かし、「制作側は進行に必要な基本的なルールや設定を用意するにとどめ、その中で生まれる参加者それぞれの感情や選択の変化を映しています」と説明した。
MEGUMI、誹謗中傷に「どうかおやめください」
『ラヴ上等』シーズン2といえば、エピソード5(8月11日配信)で第一期出演者の一人が自身の過去について、人に火をつけ、その3日後ぐらいに捕まったと語るシーンがあり、SNSなどで批判が広がった。
こうした事態を受け、「更生保護」に関するタイアップを予定していた法務省保護局は同月28日、「当初のタイアップの意図を全うすることが難しい状況」として、同コンテンツとのタイアップの取りやめを発表した。
MEGUMIさんは同月13日、自身のInstagramのストーリーズを更新。「現在、出演してくれた皆さんに対して、誹謗中傷や心ないコメントを送っている方が多くいらっしゃると聞いています」とした上で、「彼らは、過去も今もすべてをさらけ出し、覚悟を持ってこの番組に参加してくれました。そんな彼らに対して、傷つけるような言葉を投げかけることは、どうかおやめください」などと呼び掛けていたが、第二期が始まってからも出演者への誹謗中傷はなくなっていない。
特に前述のエピソード14において、メンバー全員でリビングにて食事をとる際、新メンバーに対して思うところのある出演者が、1人分の食事を用意しないという行動をとったため、一部キャストに批判が集中する事態となっている。
恋愛リアリティ番組をめぐっては、2020年に『テラスハウス』に出演していたプロレスラーの木村花さんが亡くなった。BPOはその後、出演者の身体的・精神的な健康状態への配慮が欠けていたとして、番組に「放送倫理上の問題があった」と判断している。
一部出演者に誹謗中傷が寄せられている事態について、どのように受け止めているのかとNetflixに聞くと、「参加者個人に対する誹謗中傷や脅迫、プライバシーを侵害するような行為は、許容できません」とコメント。
その上で、「Netflix制作チームは、全てのアンスクリプテッド作品において、参加者がいつでも相談できる体制を設けており、撮影終了後も状況に応じたコミュニケーションや専門家のサポートを行っています」と出演後のケアについて説明した。
インターネット上での誹謗中傷について、警察庁は「相手方への処罰を望む場合は、最寄りの警察署に相談してください」としている。
また政府広報オンラインは「誹謗中傷と批判意見は違う」とした上で、人格を否定・攻撃する投稿は誹謗中傷に当たると注意を呼びかけている。

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