【ベンジャミン・フランクリン】七面鳥の電気調理の実験をして、自分が感電する

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電気は「娯楽」だった時代に、科学へ踏み出す

ベンジャミン・フランクリンは、正式な教育をほとんど受けていないにもかかわらず、独学で知識を深めた人物です。

印刷業で成功した後、1740年代半ばから本格的に電気の研究に取り組むようになりました。

当時、電気はまだ実用性のない不思議な現象とされ、多くの人にとっては「見世物」や「娯楽」の一種でした。

軽く感電するグラスで乾杯したり、火花を飛ばして驚かせたりと、いわばサロンの余興だったのです。

しかしフランクリンは、その電気を真剣に研究対象として捉えました。

ライデン瓶やガラス棒、絹などのシンプルな道具を使いながら実験を重ね、「電気の火(electric fire)」という概念を提唱します。

これは電気が増えたり減ったりする“量”として扱えるという考え方で、現代の電荷の概念に通じるものでした。

画像ベンジャミン・フランクリン/ Credit: ja.wikipedia

さらに彼は、物体が引き合う・反発する条件や、尖った金属が電気を引き寄せる性質を発見し、後の避雷針の発明につなげています。

そして何より有名なのが、雷雨の中で凧を揚げるという大胆な実験によって、雷が放電現象であることを示したことです。

ただし、彼は決して堅物な科学者ではありませんでした。

むしろ、電気を使った「エンタメ」も大好きでした。

1749年には、電気で七面鳥を仕留め、それを電気装置で回転させながら焼くという、いわば“電気バーベキュー”を開催しています。

しかし、翌年の実験では事態が一変します。

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