オランダの薬物依存・メンタルヘルス研究機関「トリンボス研究所」が、ドナルド・トランプ米大統領の頭部をかたどった違法薬物のエクスタシー錠剤について、「レッドアラート」(緊急警戒)を発しました。
BBCやAP通信によると、8月に国内の薬物検査センターに持ち込まれた複数の錠剤から、PMMA(パラメトキシメタンフェタミン)が高濃度で検出。研究所は「絶対にこれらの錠剤を使用しないでください」と警戒を呼びかけています。
PMMAは、エクスタシーの主成分MDMAに似た物質ですが、作用が現れるまでに時間がかかります。そのため「最初の錠剤が効かなかった」と思って追加で摂取し、過剰摂取につながる恐れがあるとAP通信は伝えています。研究所は「体温が異常に上昇し、死亡につながる可能性がある」としています。
CBS Newsによると、てんかん発作や意識喪失、心臓の異常を引き起こす可能性もあります。
錠剤の片面にはトランプ氏の顔、裏面には「Trump」と「NL」の文字が刻印されています。現時点で重篤な症状や死亡例は確認されていないと、研究所の広報担当者はAP通信に説明しました。
トランプ氏型のエクスタシーが見つかったのは今回が初めてではありません。BBCによると、2017年にはドイツ警察がトランプ氏の顔がかたどられたオレンジ色のタブレット約5000錠を押収し、「Trump makes partying large again」(トランプはパーティーを再び偉大にする)という文句でネット販売される予定だったとみられています。

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