トランスジェンダー女性でTikTokインフルエンサーのディラン・マルバニーさんが7月26日、女性記者批判の中で自身を揶揄したアメリカのトランプ大統領に反撃する動画を投稿した。
トランプ氏は24日に開かれたホワイトハウス記者協会主催の夕食会で、CNNのケイトラン・コリンズ記者を槍玉にあげて「彼女は決して笑わない」と批判した。
トランプ氏はこれまでも、自分に笑顔を見せないコリンズ氏に対する不満を、公然と口にしてきた。
夕食会ではコリンズ氏をマルバニー氏になぞらえて「ケイトランが大きなスポンサー契約を結んだと思っていたが、バドライトの缶に載っていたのはディラン・マルバニーだった」と発言し、「あれは史上最悪の広告だった」と馬鹿にした。
「バドライトの缶」というのは、マルバニー氏を起用したビールブランドの「バドライト」の2023年のプロモーションを指す。
この時、マルバニー氏の起用を快く思わなかった保守派が商品の不買運動を起こし、バドライトは売り上げが減少して大きなダメージを被った。
トランプ氏は夕食会のスピーチでの中傷だけで気持ちが収まらなかったようで、7月26日には、コリンズ氏の顔をマルバニー氏の体に合成したAI画像も投稿した。
このトランプ氏の発言に対するアンサー動画を投稿したのが、マルバニー氏だ。
マルバニー氏は26日にTikTokに投稿した動画で、ホワイトハウス記者協会賞を受賞したコリンズ氏を祝福し、「どんな形であろうが彼女と比べられるのは光栄なこと」とコメントした。
また、トランプ氏が自身を揶揄したことについて「この政権から嘲笑され、批判されるのは、実は最高の褒め言葉なのかもしれません。最も聡明で思いやりのある人たちと同じ側に立つことになるのですから」と語った。
さらに、バドライトの一件をいつまでもネタに続けている保守層を「彼らの網膜には私が焼き付いていて、頭の中にマイクロチップでも埋め込まれているみたいです」と揶揄。
トランプ氏が自分に執着する理由は「自由だからだ」と述べ、次のように批判した。
「彼らは、私が(自由であることを)発信するのが嫌なんです。なぜなら、『私が自分らしく生きて成功や自由を手に入れられるなら、自分たちにも同じことができる』と若い人たちが気づいてしまうからです」
マルバニー氏は動画の後半でトランスジェンダーやノンバイナリーの人々を支援するよう呼びかけ、トランプ氏に対し「大統領、私には自分で思っていた以上の力があるんだということを思い出させてくださって、ありがとうございます!」というメッセージを送った。

3 ヶ月前
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