米ホワイトハウスがハロウィンに合わせて実施したパフォーマンスが、厳しい視線にさらされた。
トランプ大統領は10月29日、ホワイトハウスでハロウィンのイベントを開催中に、上空で大統領専用機を低空飛行させた。
このパフォーマンスは、子どもたちを喜ばせることが目的だったとみられる。
ホワイトハウスの広報Xアカウント「Rapid Response 47」はワシントン記念塔近くを飛行する大統領専用機の動画を投稿して、「ハロウィンでお菓子をもらいにきた子どもたちのために、ホワイトハウス上空でエアフォースワンが壮大な飛行を披露しました!」と伝えている。
ホワイトハウスのXアカウントも、「エアフォースワンがホワイトハウス上空で特別なハロウィン飛行を実施!」とコメントしている。
ワシントンポストの飛行データ分析によると、大統領専用機は高度約400〜1000フィート(約120〜300メートル)で、ホワイトハウス上空を2度飛行した。
米連邦航空局(FAA)の低空飛行ガイドラインでは、市街地や町、集落などの人口密集地域では、最も高い障害物から1000フィート(約300メートル)以上の高度を保たなければならないと定められている。
FAAはワシントンポストの取材に対し、今回の低空飛行は同局と調整して実施されたと説明している。
しかし一部のパイロットからは、懸念の声も上がったようだ。
ワシントンポストによると、航空交通管制アプリATC.comには、「あと何回、上空を通過するつもりなのだろう?」「これで最後だといいけれど」というパイロットの発言が記録されている。
また、ワシントンD.C.議会によると、首都中心部の住民や国防総省、レーガン・ナショナル空港にいた人々に低空飛行が通知されたのは、実施わずか15分前だった。
同議会は「私たちを含め多くの人が驚かされた」とXで伝えている。
2001年9月11日の米同時多発テロでは、航空機がワシントンD.C.の国防総省に突入して、184人が死亡しており、この事件のことを考えれば、低空飛行に不安を感じた人がいたのも無理はない。
SNSには「墜落するかと思いとても怖かった」「嫌なことが起きる兆候ではと感じた」「9/11の時にワシントンD.C.にいた者として、これは愚かだと言わざるをえない」など、恐怖や動揺を訴える声が複数投稿されている。

2 時間前
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