トランプ、イランとの戦闘終結に合意したと発表。「世界中の船よ、エンジンを始動せよ」とコメント

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アメリカのトランプ大統領が6月14日(現地時間)、約3カ月半前に自国が始めた戦争で、イランとの和平合意に達したと発表した。

トランプ氏は「通行料なしでホルムズ海峡を開放し、アメリカ海軍の封鎖を直ちに解除することを承認した」とトゥルースソーシャルに投稿。 

「世界中の船よ、エンジンを始動せよ。石油を流そう!」と呼びかけた。

トランプ氏の和平合意完了の発表を受けて、原油価格は急落した。

3カ月半の戦闘でイランに自信を与えた

今回の合意は、アメリカとイスラエルが2月28日にイランを攻撃して以来、最も大きな外交上の進展となる。

アメリカとイスラエルは戦闘開始後、イラン政府の最高幹部らが集まる場所を特定し、攻撃したと報じられている

攻撃でイランの最高指導者アリ・ハメネイ師を含め、多くの幹部が死亡した。しかし戦闘開始から3か月半が経過した現在も、イランで大規模な政権交代は起きていない。

一方イランは戦闘開始後、ホルムズ海峡を通過しようとする船舶を攻撃すると発表し、同海峡を事実上封鎖した。

世界の原油輸送の約2割が通る要所であるホルムズ海峡が封鎖されたことで、世界中のエネルギー供給が深刻な打撃を受け、原油や天然ガス価格が高騰した。また、多くの船や乗組員がペルシャ湾で足止めされた

この結果は、イランが世界のエネルギーに大きな影響力を持っていることを示し、政権に自信を与えた形になる。

トランプ氏「中間選挙など気にしない」と発言していた

今回の戦争で、約6000人のイスラム革命防衛隊の幹部や兵士らが死亡したとイスラエルは推定している。また、170人以上のイランの小学生が攻撃で犠牲になった。公式発表では、アメリカ側の死者は13人とされている。

戦闘開始直後、軍事行動の最終目的が何なのかについて、共和党内でも意見がわかれていた

しかしトランプ氏は、イランに核兵器を保有させないこと、戦争開始前と同様にホルムズ海峡を船舶が通過できるようにすることが重要だと強調するようになった。

アメリカとイランは、5月にも戦争終結の合意に近づいてたとされる。しかしイランに強硬な対応を求める一部の共和党上院議員から反発を招いたと報じられている

イランとの戦闘が長引いたことで、アメリカ国内でガソリン価格などの物価が上昇。価格高騰は11月の中間選挙で共和党に不利に働く可能性があると指摘されてきた。

しかしトランプ氏は何度もこの見方を否定して合意を急がない姿勢を見せており、5月には「私は中間選挙など気にしていない」と発言した。

また、生活費の高騰がイランとの合意にどう影響するかを聞かれた際には、「私はアメリカ人の経済状況については考えない。誰のことも考えていない。私が考えるのは一つ、イランに核兵器を持たせるわけにはいかないということだけだ」と答えた

また、戦闘終結の合意直前の6月10日には、「私はインフレが大好きだ」とも述べていた

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