「ダニよけ効果」をうたった“この布団乾燥機”、根拠なしだった…「布団干すのやめた」投稿もステマ認定。消費者庁

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「ダニが嫌がる香り“実証済み”」「ダニよけ効果87.4%」ーー。

温風とアロマでダニを撃退できると、数字を並べて宣伝していた布団乾燥機の販売会社に対し、消費者庁は10月20日、効果を裏付ける合理的な根拠がないとして、景品表示法違反で措置命令を出した。

自社サイトで「布団干すのやめました」「おしゃれで家事ラク」と“SNSでも大人気”を演出していた投稿も、ステルスマーケティング(ステマ)と認定された。

問題の布団乾燥機は?

対象の商品は、東京都渋谷区の「giobai」が販売する布団乾燥機「FLEURISTE」。

問題とされた広告の一つは、2024年7月11日〜9月26日に自社サイトに載っていたものだ。

広告はまず、「布団は、ダニの最大の温床」と不安を煽る。掃除機や天日干し、洗濯機では対策として不十分だと言い、「このまま放っておくと。。数万匹に繁殖!!」とたたみかける。

そこで「FLEURISTE」が登場。「ダニが死滅する50度まで 急速に熱し、乾燥させる」とうたい、温風は3方向から布団の隅々まで行きわたるとPRしていた。

アロマ成分に「ダニ忌避作用」があるとし、アロマでダニが減ったことを示すような実験グラフも載せていた。

2024年12月7日〜16日の広告では、表現がさらに強まった。

「99.99%の除菌効果を実証」「ダニが嫌がる香り“実証済み”」「ダニよけ効果87.4%」といった文言が踊った。

布団乾燥機

消費者庁

布団乾燥機

消費者庁「合理的な根拠なし」

消費者庁は、これらの表示の裏付けとなる資料を出すようgiobaiに求めた。同社は資料を提出したが、いずれも合理的な根拠とは認められなかった。

同庁が、実際よりも著しく優れていると消費者に示す「優良誤認表示」と判断したのは、次の3つの効果をうたった表示だ。

▽布団の隅々まで温風が行き渡り、50度まで急速に熱してダニを死滅させる

▽黄色ブドウ球菌を99.99%除菌する

▽アロマ成分でダニを寄せつけない

「布団干すの やめました」もステマ

自社サイトには「User’s Voice SNSでも大人気」として、インスタグラムの投稿画像も並んでいた。

以下の投稿画像は、2024年7月11日〜12月6日に掲載されていたものだ。

▽「布団干すの やめました おしゃれで 家事ラク」

▽「もう布団は干しません!年中大活躍のこれ」

▽「ズボラOK 布団干すのやめた」

▽「仕事を頑張るOLを 労わる夜 Night Routine」

これらは、giobaiが商品の無償提供や対価の提供を条件に、投稿を依頼したものだった。

同社は投稿の一部を抜き出して自社サイトに載せていたが、依頼した投稿だとは明らかにしていなかった。

消費者庁は、事業者の広告だと消費者が見分けにくい表示、いわゆるステルスマーケティングにあたるとして、これも景品表示法違反と判断した。

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