サッカーW杯の観戦には「心の健康メリット」がある

13 時間前 1

スポーツ観戦で幸福度が高まる傾向

研究チームが使用したのは、英国政府が委託した「Taking Part Survey 2019–2020」のデータです。

対象となったのは、イングランド在住の16〜85歳の成人7209人

参加者には、過去12カ月以内にスポーツのライブイベントへ参加したかどうかが尋ねられました。

さらに、生活満足度、幸福感、不安、自分の人生には価値があるという感覚、孤独感なども調べられました。

そのうえでチームは、性別、年齢、健康状態、雇用状況、居住地域の貧困度など、幸福感に影響しやすい要因を統計的に調整しています。

その結果、スポーツのライブイベントに参加した人は、参加していない人よりも、生活満足度が高く、自分の人生には価値があると感じやすく、孤独感が低い傾向を示しました。

一方で、幸福感そのものや不安については、スポーツ観戦との明確な関連は確認されませんでした。

つまり、この研究から言えるのは、「スポーツ観戦をすれば気分が明るくなる」「必ず不安が消える」ということではありません。

より正確には、スポーツを観戦する人ほど、人生への満足感や価値感が高く、孤独を感じにくい傾向があった、ということです。

また、この研究は観察研究であるため、因果関係を断定することはできません。

もともと友人が多い人や、健康状態が良い人、経済的に余裕のある人ほど、スポーツイベントに行きやすい可能性もあります。

それでも、スポーツ観戦と心の健康のあいだに関連が見られたことは、見逃せないポイントです。

では、なぜスポーツ観戦は私たちの幸福感や孤独感と結びつくのでしょうか。

記事全体を読む