ウクライナ国防省、「スターシールド」へのアクセス復旧を発表 時速400キロ超でも接続安定

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(CNN) ウクライナ国防省は24日、「スターシールド」を再び全面的に利用できるようになったと明らかにした。スターシールドは衛星インターネットサービス「スターリンク」の軍事版。トランプ米大統領は2日前、実業家イーロン・マスク氏がウクライナによるスターシールドへのアクセスを復旧させたと述べていた。

ウクライナのフマラ国防相は声明で、「国防省の監視システムでは、スターリンクとスターシールドの速度制限が解除されたことが確認されている」と明らかにした。

「時速400キロを超えても通信が維持されていることが確認されており、接続は安定している」(フマラ氏)

国防省は引き続き状況を注視しているという。

ただ、スターシールドの速度の復活をウクライナ全土で実感できるかは不明だ。東部ドネツク州の現地情報筋の1人は24日朝、CNNに対し、自分たちの地域では依然として時速160キロに制限されていると語った。

事情に詳しい関係者がCNNに明かしたところによれば、トランプ氏はマスク氏との電話で、ウクライナによる衛星通信システム「スターシールド」へのアクセスの全面再開を要求。トランプ氏はウクライナの当局者から障害の報告があった後、速度の低下について情報を求めていたが、スターリンクとスターシールドを傘下に持つ米スペースXのオーナーであるマスク氏に直接掛け合った。

トランプ氏は電話でのやり取りについて公式にはコメントを控え、ホワイトハウスで記者団に「電話をしたのが私なのか他の誰かなのかは、どうでもいい。肝心なのは、マスク氏が元に戻したということだ」と述べるにとどめていた。

ウクライナ国家警察の要員がスターリンクの衛星通信端末から迷彩柄のカバーを取り外す様子=16日/Dmytro Smolienko/Ukrinform/Future Publishing/Getty Images
ウクライナ国家警察の要員がスターリンクの衛星通信端末から迷彩柄のカバーを取り外す様子=16日/Dmytro Smolienko/Ukrinform/Future Publishing/Getty Images

23日夜の時点では、ウクライナの当局者は制限が依然として残っていると説明していた。在米ウクライナ大使館のデニス・シエニク臨時代理大使は23日夜、CNNに対し、「残念ながら状況は変わっていない。制限は今も課されたままだ」と説明。ウクライナには「相反する情報」が寄せられているとも述べていた。

ウクライナの当局者の話では、速度制限によりもう1週間以上、高速で移動する兵器の運用に支障が出ている。ロシア軍の攻撃を防ぐ迎撃ドローン(無人機)の活動が妨げられ、前線の多くの場所でウクライナ軍の作戦に混乱が生じている状況だ。

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