イヤホンが「感染症の温床」になる可能性、研究者が指摘

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耳にはもともと「自分で掃除する仕組み」がある

まず知っておきたいのは、耳は本来かなりよくできた「セルフメンテナンス構造」を持っているということです。

音は外耳(がいじ)と呼ばれる耳の外側の部分で集められ、外耳道(耳の穴)を通って鼓膜へと伝わります。

この外耳道は数センチほどの長さで、S字型に曲がった構造をしています。

外耳道の奥では。耳垢(みみあか)と皮脂が作られています。

耳垢は単なる汚れではなく、皮膚を保護し、乾燥を防ぎ、細菌の侵入を防ぐ役割を持っています。

さらに耳の中には細かい毛が生えており、これらが耳垢とともに働くことで、ほこりや細菌、剥がれた皮膚などを外へと運び出します。

つまり耳は、自然に掃除される仕組みを備えた器官なのです。

健康な耳の中にはさまざまな微生物も住んでいます。

主に細菌ですが、真菌やウイルスも含まれます。これらは互いに競争することでバランスを保ち、病原体が増えにくい環境を作っています。

しかしこの微妙なバランスは、意外と簡単に崩れてしまう可能性があるのです。

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