アマゾン貨物機オーバーラン、操縦士が着陸前のスピードに懸念 コックピットの音声記録で状況判明

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(CNN) 米マイアミ国際空港で6日にネット通販大手アマゾンのボーイング767型機が滑走路をオーバーランし、2台の車両に衝突して5人が死亡した事故で、操縦士が着陸前にスピードが早すぎると懸念を示していたことが、コックピットボイスレコーダーから新たに判明した情報で明らかになった。

米国家運輸安全委員会(NTSB)は9日夕、「調査の最新情報」として、アマゾン貨物機のコックピット内でのやり取りを公表した。

着陸許可を受けてから約2分後、機体が滑走路に向かって降下していたところ、パイロットの1人が機体の速度が「速すぎる」と懸念を表明。「その後も録音の最後まで機体のスピード超過についてコメントし続けていた」ことが録音の要約で判明したものの、こうしたコメントに対する「口頭でのまとまった応答」はなかったという。

滑走路に着陸した後、パイロットの1人は、着陸をいったん中止して旋回し再着陸を試みる「ゴーアラウンド」を指示したが、その時点で機体はすでに滑走路の端から飛び出す5秒前だった。

また要約では、機体の降下スピードが速すぎることを示唆する「対地接近警報装置」の自動警告がコックピット内で数回鳴っていたことにも詳しく言及されている。

調査員は墜落したジェット機の尾部から、通称「ブラックボックス」と言われるコックピットボイスレコーダーとフライトデータレコーダーを回収。米首都ワシントンの研究所でデータへのアクセスに成功した。

NTSBの調査官がアマゾンの貨物機のフライトデータレコーダーを調べる様子/NTSB via AP
NTSBの調査官がアマゾンの貨物機のフライトデータレコーダーを調べる様子/NTSB via AP

墜落直前の一連の異常な出来事については、コックピットボイスレコーダーに捉えられたやり取りの方が詳しい状況がうかがえる。

8日にはフライトデータレコーダーの詳しい情報が公開され、機体の物理的な動きが示されたものの、コックピット内の状況について新たな疑問が生じていた。

請負業者の21エアがアマゾンのために運航していた貨物機は、滑走路の端を飛び越え、大勢の清掃作業員が乗ったバンや空港のフェンス、コンクリート製の車両バリア、そしてSUVに激突した後、ようやく停止して炎上した。バンに乗っていた5人が死亡した。

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