その夏に咲く緑白色の花、絶対気をつけて。「原っぱで発見」「キャンプ場に群生」…なぜ事故が多い?

2 ヶ月前 7

身近な場所に自生している植物の中には、危険な毒を持つものも数多く潜んでいます。しばしば大群落をつくり、夏頃に緑白色の花を咲かせる「バイケイソウ」や「コバイケイソウ」もそれにあたります。

厚生労働省の公式サイトによると、バイケイソウは九州、四国、本州、北海道に分布し、山地から高山の湿った場所を好みます。草丈は100~200cm程度で、太く直立した茎に楕円形の大きな葉をつけます。

一方、コバイケイソウは草丈が50~100cmほどで、本州の関東・甲信越から東北にかけてと北海道に分布しています。バイケイソウに比べ、やや高い場所に生えることが多いです。

この時期、地域によって花が見頃を迎えるため、SNSでは「原っぱを散策していたら、コバイケイソウの花を発見」「キャンプ場の近くに、満開のバイケイソウが群生していました」などの報告が多く見られます。

しかし、全草に有毒成分のアルカロイドを含んでおり、誤って口にすると、嘔吐、下痢、手足のしびれ、めまいなどの症状が現れ、最悪の場合、命を落とすこともあります。

なぜ誤食事故が起こる?

「バイケイソウ」や「コバイケイソウ」は、山菜のオオバギボウシ(ウルイ)やギョウジャニンニク(アイヌネギ)と見た目が似ていることから、誤食事故が起きやすいとされています。

近年は、2025年4月に東京都福生市の飲食店で、客からオオバギボウシとして持ち込まれた山菜を「おひたし」に調理して別の客に提供。そこにバイケイソウが含まれていたため、口にした客が食後30分ほどで嘔吐などの症状を催し、医療機関に救急搬送され入院した事例が報告されています。

厚労省は、バイケイソウとオオバギボウシが一緒に生えていることもあるとして、間違えないよう注意を呼びかけています。

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