あらゆる形式のデータを「RAG Ready」に変換 スニフアウト、「RAG Ready Converter」正式版を提供開始

4 時間前 1

画像・Excel・PowerPoint・PDFなどをAIが理解しやすいマークダウン形式へ高精度に変換。
変換精度とセキュリティ機能を強化し、企業のRAG・生成AI活用を支援

株式会社スニフアウト(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:津本 海、以下「スニフアウト」)は、画像・Excel・PowerPoint・PDFなど、さまざまな形式のファイルをRAGで高精度に取り扱える「RAG Readyデータ」へ変換するサービス「RAG Ready Converter」の正式版を、2026年7月29日より提供開始しました。「RAG Ready Converter」は、企業が保有する多様なビジネスファイルを、AIが内容や構造を理解しやすいマークダウン形式のテキストデータへ変換するサービスです。2025年6月のベータ版提供開始以降、150社以上の企業に利用されており、利用企業から寄せられたフィードバックをもとに、変換方式の刷新によるデータ抽出精度の向上や、エンタープライズ利用を想定したセキュリティ機能の強化を実施しました。

また、従来の事前クレジット購入方式に加え、カスタマーサクセスによる伴走支援を含む月額固定型のサブスクリプションプランの提供も開始します。

「RAG Ready Converter」とは

RAG Ready

「RAG Ready Converter」は、画像、Excel、PowerPoint、PDFなどの多様なファイルを、独自の特許技術によって、AIが理解しやすいマークダウン形式のテキストデータへ高精度に変換するサービスです。一般的なRAG(Retrieval-Augmented Generation/検索拡張生成)は、テキストデータの検索や参照を前提として設計されています。そのため、画像やグラフ、図表、フローチャート、複雑なレイアウトなど、非テキスト情報が多く含まれる資料をそのままRAGに取り込んだ場合、資料内の重要な情報を十分に抽出できないことがあります。情報の欠落や見落としが発生すると、RAGによる検索結果や生成AIの回答精度が低下する原因となります。

RAGを導入しても期待した精度が得られない背景には、検索モデルや生成AIの性能だけでなく、参照元となるデータがAIにとって理解しやすい「RAG Ready」な状態に整備されていないという課題があります。

OCR・画像認識・構造理解を組み合わせて情報をテキスト化

独自の変換技術を活用

「RAG Ready Converter」では、OCR、画像認識、ドキュメント構造の理解を組み合わせた独自の変換技術を活用しています。ファイル内に含まれる文章を単純に文字起こしするだけではなく、画像や図表、セルの配置、項目同士の関係性、資料全体の構成などを解析し、すべての情報がテキストで説明された「RAG Readyデータ」を生成します。例えば、図解の位置関係によって表現されている情報や、複数の要素を組み合わせて説明しているフローチャートなども、情報が欠落しないようにマークダウン形式へ変換できます。これにより、従来のOCRや一般的なファイル変換では扱いにくかった複雑な資料についても、RAGやAIエージェントが検索・参照しやすいデータとして活用できるようになります。

AIエージェントによってドキュメントの内容や構造を理解し、必要な情報を抽出するこのような技術は、「Agentic Document Extract」と呼ばれることがあります。

RAGの検索・回答精度を左右する「RAG Readyデータ」

RAG Readyデータ

RAGは、社内文書やマニュアル、営業資料、製品情報、研究資料などを検索し、その内容をもとに生成AIが回答を作成する仕組みです。一方で、元となるファイルの構造が複雑であったり、重要な情報が画像や図表として保存されていたりすると、RAGが必要な情報を正確に参照できない場合があります。「RAG Ready Converter」は、ドキュメントに含まれる情報をAIが扱いやすい形式へ変換することで、次のような用途でのRAG活用を支援します。

  • 社内規程や業務マニュアルを参照する社内向けAIチャット
  • 製品カタログや仕様書を活用した問い合わせ対応
  • 営業資料や提案書を参照する営業支援AI
  • 研究資料や技術文書を対象としたナレッジ検索
  • PDFやExcelを活用したAIエージェントの構築
  • 過去の社内文書を活用したナレッジマネジメント
  • FAQやカスタマーサポート業務への生成AI導入

資料内の情報を漏れなくテキスト化することで、検索対象となる情報量を増やし、RAGによる検索精度や回答精度の向上につなげます。

企業の生成AI活用において「AI Readyデータ」の整備が急務に

生成AIの企業活用が本格化するなか、その成果を左右する要素として「データの品質」に注目が集まっています。インプレス総合研究所が2026年1月13日に発行した「生成AI時代のデータマネジメント調査報告書2026」では、すでに5割以上の企業が「AI-Readyデータ」の整備に着手していると報告されています。生成AIやAIエージェントの性能を十分に引き出すためには、企業が保有する既存のドキュメントを、すべての情報がテキストで説明され、内容や構造が整理された「AI Ready」なデータへ成形することが重要です。しかし、企業内にはPDF、Excel、PowerPoint、画像ファイルなど、異なる形式のデータが大量に蓄積されています。これらの既存資料を人手で読み直し、AIが理解できる形に作り直すには、多くの時間と人的コストが必要です。さらに、作業者による品質のばらつきや情報の見落としが発生する可能性もあります。

「RAG Ready Converter」は、こうしたデータ整備作業を自動化し、企業が保有するドキュメント資産をRAGや生成AIで活用できる状態へ変換します。

正式版における3つの主なアップデート

1.変換方式を刷新し、データ抽出精度を向上

正式版では、OCR、画像認識、構造理解を行う各AIの出力を統合するプロセスを刷新し、ファイル内の情報を抽出する精度をさらに向上させました。特にExcelファイルの処理について、複雑な図解、結合セル、複数の表、独自に設定されたレイアウトなどにも対応できるよう、ルールベースの処理とLLMによる構造理解を組み合わせた変換方式を採用しています。単純なセル内の文字列抽出にとどまらず、表の構造や項目間の関係性を考慮したうえで、RAGが利用しやすいマークダウンデータへ変換します。これにより、一般的なデータ変換ツールでは内容を正しく読み取ることが難しい、複雑なExcel資料や業務ファイルにも対応します。

2.エンタープライズ利用に対応したセキュリティ強化

機密情報や社内データを取り扱う企業でも安心して利用できるよう、セキュリティ機能を強化しました。正式版では、多要素認証やIPアドレス制限に対応し、企業ごとのセキュリティポリシーに合わせた利用環境を構築できるようになりました。RAGや生成AIの導入においては、データの活用方法だけでなく、アップロードする資料や変換後データの安全な管理も重要になります。「RAG Ready Converter」は、企業の本格的な生成AI活用を支援するため、エンタープライズ環境での利用を想定したサービス体制を整備しています。

3.月額固定型の料金体系と伴走支援を開始

正式版の提供に伴い、企業向けの料金体系を月額固定型へ変更しました。単にファイルをマークダウン形式へ変換するだけでなく、変換されたデータを実際のRAGシステムやAIエージェントで活用できる状態にするまで、カスタマーサクセスが伴走します。企業ごとのデータ形式やRAGの利用目的、既存システムの状況に応じて、データ変換や活用方法を支援します。なお、クレジットカード決済を希望する個人ユーザーについては、従来の事前クレジット購入方式も選択できます。

料金や導入方法の詳細については、スニフアウトまでお問い合わせください。

PDF・Excel・PowerPoint・画像をマークダウン形式へ変換

「RAG Ready Converter」は、企業で一般的に利用されているさまざまな形式のファイルに対応します。

主な変換対象は以下のとおりです。

  • PDFファイル
  • Excelファイル
  • PowerPointファイル
  • 画像ファイル
  • 図表を含む業務資料
  • フローチャートを含む資料
  • 複雑なレイアウトの社内文書
  • 画像と文章が混在するドキュメント

ファイル内のテキストだけでなく、資料全体の構造や視覚的に表現された情報も解析し、RAGが参照しやすいマークダウン形式へ変換します。

データ変換事例

データ変換の例

一般的な文字起こしでは、資料内に記載された文章を抽出できても、図表やレイアウトによって示されている情報までは十分に反映できない場合があります。「RAG Ready Converter」では、資料全体の構造や要素同士の関係性を解析し、資料の作成者がユーザーへ伝えようとしている情報を、可能な限り欠落させずにテキストへ変換します。

例えば、次のような資料の変換に活用できます。

  • 複数の図形と矢印で構成された業務フロー
  • 結合セルや色分けを使用したExcel管理表
  • 画像と説明文を組み合わせた製品資料
  • グラフや図解を含むPowerPoint資料
  • 複雑な段組みで構成されたPDF
  • 写真やスクリーンショットを含む業務マニュアル

変換後のデータは、RAGシステムへの登録、AIチャットボットのナレッジ、AIエージェントによるドキュメント検索などに活用できます。

150社以上の利用実績をもとに正式版を開発

「RAG Ready Converter」は、2025年6月にベータ版の提供を開始しました。ベータ版の提供開始以降、150社以上の企業に利用され、さまざまな業種や用途のファイル変換に活用されています。正式版では、これまでの利用実績と企業から寄せられたフィードバックをもとに、変換処理やAIの出力統合プロセスを見直しました。

スニフアウトは、正式版においてグローバルトップレベルを目指すデータ抽出精度を実現し、企業が保有する多様なドキュメントをRAGやAIエージェントで活用できる環境の構築を支援します。

「RAG Ready Converter」サービス概要

項目内容
サービス名RAG Ready Converter
正式版提供開始日2026年7月29日
主な機能画像・Excel・PowerPoint・PDFなどのマークダウン変換
主な用途RAG、生成AI、AIエージェント向けデータ整備
対象ユーザーRAGや生成AIを導入・運用する企業および個人
料金体系企業向け月額固定プラン、個人向け事前クレジット購入方式
サービスサイトhttps://rag-ready-converter.sniffout.net/

株式会社スニフアウトについて

株式会社スニフアウトは、「科学で世界をビルドする」をPurposeに掲げ、生成AIをはじめとする学術研究の知見を持つサイエンティスト集団によって、企業のイノベーション創出を支援するスタートアップです。生成AI導入の戦略策定から、RAG導入コンサルティング、生成AIエージェントの開発・導入支援まで、企業のAI活用を一気通貫で支援しています。

会社概要

項目内容
会社名株式会社スニフアウト
所在地東京都新宿区新宿二丁目11番7号 第33宮庭ビル4階409号室
代表者代表取締役CEO 津本 海
事業内容生成AIエージェント開発・導入支援、RAG導入コンサルティング
公式サイトhttps://www.sniffout.net/

■プレスリリース配信元-株式会社スニフアウト

https://companydata.tsujigawa.com/company/6011101101028/

投稿 あらゆる形式のデータを「RAG Ready」に変換 スニフアウト、「RAG Ready Converter」正式版を提供開始全国企業データベース-プレスリリース配信サービス に最初に表示されました。

記事全体を読む