
この記事の要点
- リップル名誉CTOとXRPL財団が、偽エアドロップ詐欺の急増に警告
- XRPへの機関投資家の関心拡大が背景、保有者にウォレット管理の徹底求める
リップル名誉CTO、XRPL詐欺の急増に警鐘
米Ripple(リップル)の名誉CTOであるデビッド・シュワルツ氏は2026年5月14日、X(旧Twitter)への投稿で、仮想通貨XRP(エックスアールピー)の基盤ネットワーク「XRPレジャー(XRPL)」上で偽のエアドロップ詐欺が急増しているとして、XRP保有者に直接警告を発しました。
シュワルツ氏は、公式エアドロップやプレゼント企画を装った投稿の多くがウォレット情報を狙った詐欺として拡散されていると説明したうえで、偽サイトへの誘導や、なりすましアカウントによる被害への警戒を呼びかけています。
特に、ウォレットを接続しただけで資産を抜き取られるケースも確認されているとして、見知らぬ外部サイトへ安易にウォレットを接続しないよう注意を促しました。
SCAM ALERT: There has been a huge escalation lately in airdrop and giveaway scams targetting XRPL users lately. Any such posts you see are likely scams.
Anyone claiming to be me on Instagram, Telegram, or almost anywhere else is likely a scammer.
Stay safe XRP fam.
— David 'JoelKatz' Schwartz (@JoelKatz) May 14, 2026
最近、XRPLユーザーを狙ったエアドロップやギブアウェイ詐欺が急増しています。そうした投稿を見かけた場合、その多くは詐欺である可能性が高いため注意してください。
また、インスタグラムやテレグラムをはじめ、ほぼあらゆる場所で私を名乗っているアカウントは、詐欺師である可能性が高いです。
XRPコミュニティの皆さん、十分にお気をつけください。
同時に、XRPレジャーの運営に関わるXRP Ledger Foundation(XRPL財団)も同様の注意喚起を行い、X上で拡散されているエアドロップ企画や偽サポート窓口を信用しないよう利用者へ警戒を呼びかけました。
シュワルツ氏とXRPL財団の双方が注意喚起を行うなか、XRP保有者の間でも偽エアドロップやなりすましアカウントへの不安が広がっています。
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XRPL偽エアドロップ詐欺の手口と背景
注目度の上昇が詐欺急増を招く
詐欺が急増している背景には、XRPへの機関投資家の関心が高まり、XRPL全体への注目度が急速に上昇していることがあります。
詐欺グループはこうした関心の高まりを悪用し、リップル公式や著名プロジェクトを装った偽のエアドロップ告知をSNS上で大量に拡散しているとみられています。
こうした偽の告知に対し、シュワルツ氏は、リップルやXRPLの公式チャンネル以外から届くエアドロップ情報を信用せず、情報の出どころを必ず確認するよう呼びかけています。
秘密鍵入力とウォレット接続を狙う手口
シュワルツ氏らによると、典型的な手口は、公式エアドロップに見せかけた偽サイトへ利用者を誘導し、ウォレットの秘密鍵やシードフレーズを入力させる方法です。
なかには、秘密鍵などの入力を求めず、「受け取り手続き」と称してウォレット接続のみを要求し、接続直後に資産を抜き取るケースも確認されています。
これらの詐欺は、リップル公式や著名コミュニティメンバーを装ったアカウントを通じて拡散されるケースが多く、一見しただけでは真偽を見分けにくいとされています。
シュワルツ氏はあわせて、インスタグラムやテレグラムなどで自身になりすましたアカウントが確認されているとして、本人を名乗る連絡にも警戒するよう呼びかけています。
ウォレットを守るための防衛策
こうした手口を踏まえ、シュワルツ氏らはまず、エアドロップ情報を受け取った際に公式ドメインや公式SNSアカウントで内容を照合するよう促しています。
一方で、公式アカウントを模倣したなりすましアカウントも多数確認されており、フォロワー数や認証バッジの有無だけで信頼性を判断しないよう注意が呼びかけられています。
そのうえで、外部サイトへ秘密鍵やシードフレーズを入力しないことに加え、見知らぬプロジェクトのサイトへ安易にウォレットを接続しないことが基本的な防衛策とされています。
公開型ブロックチェーンでは、一度送金や承認を行うと資産を取り戻すことが難しいケースも多いため、送金前やウォレット接続前に取引内容を十分確認することが重要とされています。
「2万人超の被害者」特定
利用拡大続くXRPL、詐欺対策が課題に
XRPLでは近年、機関投資家向けサービスや関連事業の拡大が進んでおり、ネットワーク利用や取引件数の増加も続いています。
リップルは機関投資家向けプライムブローカレッジ事業「Ripple Prime(リップル・プライム)」の拡大に向け、2026年5月に2億ドル(約315億円)の融資枠を確保したと発表しています。
XRPLの月間取引件数も増加傾向が続いており、デジタル資産トレジャリー企業Evernorth(エバーノース)のデータによると、過去12か月で約65%増の4,300万件から7,100万件へ拡大したとされています。
一方で、機関投資家の参入増加に伴い、その注目度を悪用した詐欺投稿や偽エアドロップの拡散も加速しています。XRPLの利用が広がるなか、利用者側にもウォレット管理や偽サイトへの警戒を徹底する動きが求められています。
XRPL財団やリップル関係者は今後も継続的に注意喚起を行うとみられており、XRPLの利用拡大が進むなかで、利用者保護や詐欺対策の重要性も高まりつつあります。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.39 円)
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Source:デビッド・シュワルツ氏X投稿/XRP Ledger財団X投稿
サムネイル:AIによる生成画像

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