Tレックスの前時代にいた「巨大肉食竜」の化石を発見

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7400万年前の北米にいた巨大ティラノサウルス

今回発見されたのは、恐竜の脛骨(すねの骨)です。

この骨はアメリカ・ニューメキシコ州北西部のカートランド層(Kirtland Formation)という地層から見つかりました。

年代は約7400万年前の後期カンパニアン期と推定されています。

【実際に見つかった骨の画像がこちら

この時代の北米は現在とはまったく異なる姿をしていました。

大陸の中央にはメキシコ湾から北極へと続く巨大な内海が広がり、北米は東西に分断されていました。

今回の恐竜が暮らしていた地域は、この海の西側の海岸付近で、湿ったジャングルや森林が広がる環境だったと考えられています。

当時の生態系には、角を持つ角竜類、装甲を備えた鎧竜類、そしてアヒルのようなくちばしを持つハドロサウルス類などが生息していました。

植物も豊富で、針葉樹や被子植物、シダ、トクサなどが繁茂していたといいます。

そんな環境の中で、研究チームを驚かせたのが、この恐竜の骨の巨大さでした。

発見された脛骨の断片は長さ約90センチ、直径約13センチにも達します。

これは、これまで発見された最大のT. rex標本「スー(Sue)」の脛骨と比べても、わずかに小さい程度しかありません。

チームは骨のサイズから、この恐竜の全体重を約4.7トンと推定しました。これは大型のアフリカゾウのオスに匹敵する重さです。

このサイズは最大級のティラノサウルス類には及ばないものの、この時代としては異例に巨大な個体だったと考えられています。

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