お世話を必要としない「ロボット・アロワナ」
アロワナは、南アメリカやオーストラリア、東南アジアに生息する淡水魚です。
最大で約1.2メートルにも成長し、その美しさから観賞魚として高い人気を誇ります。
しかし飼育は簡単ではありません。
生きた餌が必要であることに加え、水質を厳密に維持しなければならず、さらに大型の水槽も不可欠です。
こうした条件から、アロワナは“憧れはあっても気軽には飼えない魚”といえます。
この課題に対して登場したのが、FullDepthが開発した「インテリジェント・ソフトボディ・バイオニック・アロワナ」です。
このロボットは全長約69センチ、高さ約20センチ、重量約3.8キログラムと、水槽内で存在感を放つサイズを持ちながら、本物のアロワナの動きを再現することを目的に設計されています。
最大の特徴は、その泳ぎの自然さにあります。
一般的な水中ロボットはプロペラで進むものが多いのに対し、このロボットは柔らかい胴体を動かし、魚が泳ぐような推進を目指しています。
さらにFullDepth社によれば、このロボットは魚の泳ぎを生み出す体の動かし方をモデル化し、そこに人工知能(AI)による制御を組み合わせています。
そのため、ただ尾びれを左右に振るだけでなく、姿勢を細かく保ちながら、アロワナらしいゆったりした泳ぎを再現できるとされています。
性能面でも、最高速度は約1.9km/h、リチウム電池による連続稼働時間は最大約12時間とされています。
見た目だけでなく、1回の充電で長く泳げる点も、水槽内で眺める観賞用途には重要です。
つまりこのロボットは、単なる模型ではなく、アロワナという生き物の「動きのらしさ」を再現することを目指した存在なのです。
では、このロボットはどれほど本物に近いのでしょうか。(次項で動画が確認できます)









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