巨大な橋の下に浮かぶ、きれいな「円」の虹──。まるで別世界への入り口のような光景が、SNSで話題になっています。
映像は8月23日、中国・貴州省にある花江峡谷大橋で撮影されたもの。米気象情報会社「AccuWeather」が紹介した動画には、橋の下に広がる水しぶきの中に、ほぼ完全な円形の虹が浮かび上がる様子が映っています。
また、中国国営の国際放送局「CGTN」も8月28日、同様の光景を「世界で最も高い橋で撮影された360度の虹」として公式Xで紹介しました。
CGTNによると、花江峡谷大橋は、北盤江の水面から橋面までの高さが625メートル、全長2890メートル、主径間1420メートルの橋。2025年9月に開通し、世界で最も高い橋として知られています。
この橋では、白い水のカーテンが600メートル以上下の峡谷へと流れ落ちる、珍しい”橋からの滝”のような光景が見られることでも知られています。これは、トンネル建設中に発見されたカルスト地形の湧き水を迂回させて作られた人工の滝です。
今回の円形の虹も、こうした水幕から生まれた細かな水滴に太陽光が差し込んだことで現れたものとみられます。
アメリカ海洋大気庁によると、虹は本来、完全な円形。ただ、地上から見る場合は地面が円の下側を遮るため、通常はアーチ状の一部しか見えません。
一方、飛行機や山などの高い場所から、足元より下にも水滴がある状況を見下ろすと、円全体が見えることがあります。
今回の幻想的な光景は、高さ625メートルの橋と巨大な水幕、そして太陽光という、いくつもの条件が重なって現れたものといえそうです。

1 時間前
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