「若々しい高齢者」に対する人々の感情は”複雑”だった

3 ヶ月前 41

高齢者の「若々しさ」は本当に歓迎されるのか?

年齢には、実年齢と主観年齢があります。

実年齢は、生まれてから何年経ったかを示す年齢です。

一方、主観年齢は「自分では何歳くらいに感じているか」という心の中の年齢です。

同じ65歳でも、「年相応に65歳くらい」と感じる人もいれば、「自分は45歳くらいの感覚だ」と感じる人もいます。

これまでの研究では、実年齢より若く感じている高齢者ほど、健康状態や幸福感が良い傾向があると示されてきました。

そのため、「若い気持ちでいること」は基本的に良いことのように見えます。

しかし今回の研究チームは、ここに別の視点を持ち込みました。

若い気持ちを持つことは本人には良い影響を与えるとしても、周囲の人々がそれを同じように好意的に受け止めるとは限りません。

そこで研究チームは、「若く感じている高齢者」に対して、人々がどのような印象を抱くのかを調査しました。

研究チームは、2つの実験を通じて、若年成人や中年成人がこうした高齢者をどう評価するのかを調べています。

実験では、参加者に架空の高齢者についての短いプロフィールを読んでもらいました。

その人物は65歳または75歳に設定され、主観年齢は実年齢と同じ場合、20歳若い場合、40歳若い場合に分けられました。

たとえば、75歳だが自分を55歳くらいに感じている人物や、65歳だが25歳くらいに感じている人物など、主観年齢の差が小さい場合と大きい場合が比較されます。

そして参加者はその人物について、温かい人か、有能そうか、どれくらい好感を持つか、一緒に交流したいかを評価しました。

また、その人物がどれくらい「年相応」から外れて見えるかも評価しました。

こうした調査の結果、若く感じている高齢者への評価は、単純に「好意的」または「否定的」とは言い切れないものだと分かりました。

では、人々は「若々しい高齢者」にどんな複雑な感情を抱いていたのでしょうか。

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