
米インド太平洋軍司令官サミュエル・J・パパロ提督が、2024年8月27日火曜日、フィリピンのマニラで米インド太平洋軍主催の国際軍事会議で演説を行った。(AP通信/アーロン・ファビラ撮影)
By Bill Gertz – The Washington Times – Thursday, July 23, 2026
米陸軍の最新鋭極超音速ミサイルが先月、米インド太平洋軍の演習で、グアム島から約100マイル(約160キロ)離れた米領テニアン島に展開されていたことが分かった。これまでグアムに配備されたと報じられていた。
配備されたのは、長距離極超音速兵器(LRHW)「ダークイーグル」で、第7歩兵師団は19日、6月にグアム周辺で実施された演習「バリアント・シールド」の際、インド太平洋軍のサミュエル・パパロ司令官が、ダークイーグルのそばを歩く写真をオンラインで公開した。ただし、写真の撮影場所は明示されていなかった。
「マルチドメイン・コマンド(多領域司令部)太平洋(MDC-PAC)」として再編されたばかりの同師団は、フェイスブックに、パパロ氏が隊員らによるダークイーグルの訓練を視察し、その成果を評価したと投稿した。
投稿では「バリアント・シールドのような演習によって、太平洋軍統合部隊が各軍種や同盟国と連携し、複数の軸・領域にまたがる、精密で、高い殺傷能力を持つ作戦の効果を実証する機会が得られる。それは統合部隊の能力と柔軟性、自由で開かれたインド太平洋へのわれわれの関与を示すものだ」としている。
ダークイーグルの展開を最初に報じた米軍準機関紙スターズ・アンド・ストライプスは、太平洋軍のジミー・シーハン陸軍少佐が「写真はグアムで撮影された」と述べた一方、システムが現在も同島に残っているかについては明言しなかったと報じた。
しかし、太平洋軍報道官は21日、シーハン少佐は同紙に対し、ミサイルがグアム本島に展開されたとは述べておらず、「グアム周辺」と説明しただけだったと主張した。
テニアン島は、北マリアナ諸島自治連邦に属する米領で、グアムとともに西太平洋での米軍の拠点の1つ。
パパロ氏は中国への抑止力強化のため、インド太平洋地域へのダークイーグルの配備を求めてきた。極超音速兵器のこの地域への配備はまだ始まったばかりだ。中国も東風(DF)17道路移動式ミサイルなど極超音速兵器を配備している。
ダークイーグルは音速の最大17倍で飛行し、射程は約2175マイル(約3500キロ)。中国本土の目標を射程に収めつつ、ミサイル防衛網を突破できる。
高度な機動性能を持つ無動力の滑空体を使用し、最短約20分で目標を攻撃可能だ。
パパロ氏は議会に提出した非公開報告書で、国防総省がグアムに数十億ドル規模の新たな防空・ミサイル防衛システムに加え、攻撃用ミサイルの配備も計画していると明らかにしている。
先月、ワシントン・タイムズが入手した同報告書では、新たな防衛システムが「将来の攻撃能力の基盤を提供する」と記されているが、具体的な兵器には言及していない。
ワシントン・タイムズは、配備候補としてダークイーグルのほか、射程1200マイル(約1930キロ)のトマホーク地上攻撃巡航ミサイルを発射できる陸軍の中距離打撃システム「タイフォン」が含まれると報じている。
ダークイーグルの1個中隊は通常、作戦指揮所1基と、ミサイル2発を搭載する発射機4基で構成される。

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