(CNN) 歴史的景観の「情報に基づいた管理を促進する」米非営利団体、「ザ・カルチュラル・ランドスケープ・ファウンデーション(TCLF)」は11日、連邦裁判所に対し、トランプ政権によるリンカーン記念堂の「リフレクティング・プール(反射池)」の青色への塗り替えを差し止めるよう求めた。当該の反射池の底面は長年にわたり灰色に塗られていた。
TCLFは首都ワシントンの連邦裁判所に提出した訴訟で、塗り替えの計画が連邦法に違反していると主張している。同法は内務省に対し、工事着工前に計画を一般に周知した上で、他の連邦機関からの意見を聴取する協議プロセスを完了することを義務付けている。
TCLFはまた、この計画について、塗装工事が環境に与える影響に関する評価を内務省が発行することを義務付ける連邦法にも抵触していると述べている。
今回の訴訟は、首都にある数多くの文化的・歴史的施設や史跡を改装しようとするトランプ大統領の取り組みに対する、最新の異議申し立てとなる。他の団体も連邦裁判所に対し、トランプ氏によるホワイトハウス内の巨大な新舞踏場の建設、パリの凱旋門に似たアーチの建設、およびホワイトハウスに隣接する連邦政府庁舎の塗装工事の差し止めを求めている。
TCLFの会長兼最高経営責任者(CEO)であり、本件の原告でもあるチャールズ・A・バーンバウム氏は声明の中で、反射池のデザインは「ワシントン記念塔とリンカーン記念堂の間に築かれる、厳粛かつ神聖な視覚的・空間的つながりの根幹をなすもの」だと指摘。「青みがかった池なら、リゾートやテーマパークの方がふさわしい」との見解を示した。
本件を担当するカール・ニコルズ判事はトランプ氏によって任命された。これまでも同氏による連邦職員体制の再編に向けた取り組みに対する異議申し立ての審理を担当したことがある。

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