米シカゴ大近くの男子学生クラブで新たな性的暴行疑惑 女性が提訴

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(CNN) 今月、米シカゴ大学キャンパス近くにある男子学生の社交クラブ(フラタニティー)の異なる施設で、2人の女性が性的暴行を受けたと訴えた。全米の大学を揺るがす一連の告発に、新たな事例が加わった形だ。コミュニティー内での性的暴行問題に関しては、現在各大学が対応を迫られている。

大学によると、21歳の女性が今月11日、大学近くのフラタニティー施設で性的暴行を受けたと訴えた事件では、捜査対象となっている人物の大学構内への立ち入りが禁止された。現在、シカゴ警察が捜査を進めている。

また19日には、19歳の女子大学生が「ジェーン・ドウ」の仮名で訴訟を起こし、2月にフラタニティーの「アルファ・デルタ・ファイ」のパーティーで、会員の男子学生から性的暴行を受けたと主張した。

シカゴ大学の広報担当者は、この訴訟についてCNNに対し、「こうした訴えは大学関係者にとって非常に憂慮すべきものだ」と述べた。大学は被告に含まれていないと指摘する一方、「性的暴行事件への対処と防止に取り組んでいる」と強調した。

大学は以前、CNNに対し、フラタニティーはシカゴ大学と正式な提携関係にはないものの、会員である学生には「大学の方針や懲戒手続きが適用される」と説明していた。

今回の2件の疑惑が浮上した背景には、コーネル大学のフラタニティー施設で集団性的暴行が起きたとされる事件を受け、大学側による性的暴行の訴えへの対応を巡って全米で議論が広がり、監視の目が厳しくなっている状況がある。

訴状の内容

シカゴ大学近くで2月に起きたとされる事件について、訴状によると、ドウさんはアルファ・デルタ・ファイの施設で開かれたパーティーに参加し、会員の男子学生からアルコール飲料を勧められて飲んだ。その直後、足元がおぼつかなくなり、めまいを感じたという。

その後、男子学生はドウさんを別の階にある人目につかない寝室へ連れて行った。ドウさんは身体を動かしたり、言葉で拒絶したりする能力を完全に失った状態で、男子学生から「望まない、同意のない性的な行為」を迫られたとされる。

訴状は「ジェーン・ドウさんは精神的にも身体的にも同意できる状態になかった」と主張している。

訴状によると、ドウさんは男子学生にコンドームを使用するよう懇願したが、男子学生は拒否。同意を得ずにドウさんと性行為に及び、意識を失ったドウさんを部屋に一人残して立ち去った。

ドウさんの友人が様子を確認するために上の階に行こうとしたところ、他の会員らに阻まれた。だが、意識を失ったドウさんを目撃した会員の一人が友人を通すよう指示したという。友人は意識を失っているドウさんを発見し、施設の外へ連れ出すのを手伝ったとされる。

翌朝、ドウさんは下着に血痕が付いているのを発見し、シカゴ警察に事件を通報。性的暴行を加えたとされる男子学生の名前も伝えたという。

訴訟では、アルファ・デルタ・ファイと同社交クラブのシカゴ支部が被告となっている。シカゴ大学は被告に含まれていない。CNNは、この訴訟を最初に報じた同大学の学生新聞「ザ・シカゴ・マルーン」から訴状を入手した。

ドウさんの代理人を務めるジョージア・ブース弁護士がCNN提携局WLSに語ったところによると、ドウさんはシカゴ大学の学生ではないという。

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