男性の脳も「父親になると再配線」されると判明

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父親の脳は、産後すぐに大きく変わり始める

研究チームは、パートナーの出産後1〜6日以内に父親たちを募集し、MRIによっての変化を調べました。

測定は、産後1週、3週、6週、9週、12週、24週の合計6回行われています。

調べられたのは、脳の構造を示す灰白質体積と、脳の各領域がどのように連携しているかを示す機能的結合です。

その結果、最も大きな変化は産後最初の6週間に見られました。

父親の脳では、前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉など、広い範囲で灰白質体積の減少が確認されたのです。

「脳の体積が減る」と聞くと、不安に感じるかもしれません。

しかし、これは単純に脳が衰えているという意味ではありません。

脳では、新しい環境に適応するために、不要になった神経のつながりを整理し、必要な経路を効率化することがあります。

ちょうど、散らかった部屋を片づけて、必要な道具をすぐ取り出せるようにするようなものです。

父親になった男性の脳でも、赤ちゃんの泣き声や表情、世話のタイミングに素早く反応するため、神経回路の「再配線」が進んでいる可能性があります。

興味深いことに、灰白質の変化は一方向ではありませんでした。

産後12週以降には、一部の領域で体積の増加も見られました。

たとえば左前部帯状皮質など、注意の切り替えや課題の予測に関わる領域で変化が確認されています。

これは、赤ちゃんの世話という新しい課題に合わせて、父親の脳が段階的に調整されていくことを示しているのかもしれません。

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