青山商事は7月22日、ビジネスシーンでの着用を想定した「空調ウエア」を発売した。価格は1万7490円(税込)。全国の「洋服の青山」店舗と公式オンラインストアで順次展開している。
「作業着っぽさ」を排除したデザイン
猛暑が常態化するなか、夏の通勤や外回り営業をどう快適に乗り切るかは、多くのビジネスパーソンにとって悩みの種だ。ファンで衣服内に風を送り込む「空調ウエア」は冷却効果は抜群な一方、「作業着っぽさ」がありビジネスシーンでは着づらいという声が根強くあった。
青山商事は、作業現場向けファン付きウエアの草分けとして知られる「FZN・空調風神服(R)」の技術に自社のアパレルノウハウを掛け合わせ、この課題に挑んだ。ファン稼働時に服が不自然に膨らむのを抑えつつ、衣服内の風の循環は確保する独自パターンを採用。「きちんと感」のある「シャツアウター」型に仕上げた。
軽量&コンパクト仕様、ビジネスシーンを涼しく快適に
付属のバッテリーは約165グラム、ファンは1個あたり約95グラムと、いずれも軽量に仕上げられており、長時間の着用でも負担を感じにくい設計となっている。風量は3段階で調整でき、最も強い「強」モードでは約3.5時間、控えめな「弱」モードでは最大約10時間の連続稼働が可能だ。
ウエア本体に加えて、ファンやバッテリー、接続ケーブルといった必要な付属品もあらかじめセットになっているため、購入してすぐに使い始められる。
素材にはポリエステル100%を使用し、サイズはM・L・LLの3種類、カラーはネイビーとチャコールグレーの2色を用意。価格は税込1万7490円で、同じ価格帯のアウターベストタイプも合わせてラインナップされている。
洋服の青山、ビジネスウェア事業は苦戦、今期は反転攻勢へ
青山商事の2026年3月期連結決算は、売上高1890億円(前期比96.6%)、営業利益105億円(同84.2%)と減収減益だった。主力のビジネスウェア事業が振るわなかった一方、自社クレジットカード「AOYAMAカード」の発行・運営を手掛けるカード事業などは堅調に推移した。続く2027年3月期は一転して増収増益を計画しており、連結売上高1947億円、営業利益117億円を見込んでいる。
若年層やレディース需要も取り込む「みんなのスーツ」シリーズを軸に、顧客接点の創出とブランディング強化を進める方針を掲げている。今回のビジネス向け空調ウエアも、従来のスーツ市場にとどまらない新たな客層を開拓する一手といえそうだ。

Trading View
株価は7月27日終値で737円。5月12日の本決算発表後、6月には年初来安値となる662円まで下落する場面もあったが、6月中旬以降は月次売上高の改善などを材料に反発し、7月に入ってからは700円台を中心にじわじわと値を戻す展開が続いている。
※本記事は、事例として取り上げた金融商品の売買を勧めるものではありません。本記事に記載した情報によって読者に発生した損害や損失に関しては、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。
※株価データは2026年7月28日時点。

2 時間前
1






English (US) ·
Japanese (JP) ·