(CNN) 東京の動物園で飼育されていたライオン3頭が、1週間以内に相次いで死んだ。猛烈な暑さによるストレスが原因とみられる。日本や東アジアの他地域は極度の高温に見舞われている。
東京都日野市にある多摩動物公園は7月下旬、報道向けの発表でライオンの展示の中止を発表した。複数のライオンに食欲不振や活動性低下などの健康問題が現れ始めたことが理由だった。
これらの症状は、その月の初めから続いていた熱波と時期が重なった。現在「スーパー・エルニーニョ」と呼ばれる気象現象が勢いを増し、世界的な気温上昇を引き起こしている。
多摩動物公園は散水や業務用送風機でライオンの体を冷やす措置に加え、補液や投薬も行ったという。
治療を受けたライオンは計10頭だったが、3歳のメスライオン「ムギ」が7月28日に死亡。その3日後には11歳のメス「イチゴ」が死亡し、続いて2日には15歳のメス「ルエナ」が命を落とした。

7月31日に死んだ「イチゴ」=2024年6月1日撮影/Tama Zoological Park

15歳で死んだ「ルエナ」=2026年1月14日撮影/Tama Zoological Park
正式な死因は解剖によって判明する予定だが、3頭はいずれも脱水症状と多臓器不全の兆候を示しており、熱ストレスが要因の一つだった可能性が高い。残るライオンのうち4頭は回復に向かっている一方、ほかの3頭は依然として体調不良で治療を受けていると動物園は説明している。
日本では厳しい猛暑が続いている。7月下旬には一部地域で気温が5日連続で少なくとも40度に達し、これは国内観測史上最長の記録となった。また、熱中症警戒アラートも繰り返し広範囲に発表されている。
気象庁は今夏、気温が40度に達する日を示す新たな呼称として、「酷暑日」という区分を導入した。
今後数日間は気温の変動が見込まれるものの、広い範囲で長期的に暑さが和らぐ兆しはなく、日本各地では30度台後半の最高気温が予想されている。
今年はアジアの他地域でも猛暑によってライオンが命を落としている。CNN提携局のCNN News18によると、インド・グジャラート州の保護区では、アジアライオンの子ども8頭が死亡した。当初は感染症が疑われていたが、当局は極端な暑さが原因だったと6月に発表した。

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