
2024年3月に100歳を迎える村山富市元首相=2024年2月23日、大分市(代表撮影)
代表撮影・時事通信社から
終戦から50年を迎えた1995年、いわゆる「村山談話」を出したことで知られる村山富市元首相が10月17日、老衰のため死去した。
NHKなど複数のメディアが報じた。101歳だった。
村山談話を発表
首相官邸のウェブサイトによると、村山元首相は1924年(大正13年)、大分県で生まれた。
1994年6月、第81代首相に就任。旧社会党出身としては、47年ぶりの首相だった。
95年8月15日には、「戦後50周年の終戦記念日にあたって」と題する村山談話を発表。
日本が「国策を誤り」戦争の道を進んだことや、「植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた」ことに言及し、謝罪した。
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96年1月、退陣を表明。直後、社会党から党名変更した社民党の初代党首となった。